コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯86 音楽と生活

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音楽を聴く習慣がない。

 

家にいても街を歩いていても自分から音楽に触れる瞬間が少ない。

仲の良い友人宅へ遊びに行くと、うっすら音楽が流れていたりする。

おしゃれだ。

 

別の友人と話したときも「自宅にいるときは大体音楽を掛けて過ごしている」と話していた。

おしゃれだ。

 

ぼくは昔から「音楽を聴きながら何かをする」というのが大の苦手である。

頭を使っているときは余計な音が存在しない方がいい。集中できなくなるのだ。

 

書き物をするときも読み物をするときも音楽は不必要。外で遊ぶ子供たちの声や道路工事の音など防げない音は一切気にならないが、何故か音楽は妙に気になって集中が途切れてしまう。

 

なのでぼくの日常で音楽を聴くときは「聴く行為そのもの」に集中するときしかない。

どうしてもあの曲が聴きたくなったから聴く。聴くことに集中する。

 

しかしながら自宅にいるときに何もせずに「聴く」だけに特化している時間など、上記のように「どうしても聴きたいと思わない」限りはない。他に書かなければならないもの、読まなければならないものが沢山あるからだ。

 

なので基本的には音楽がない生活を送っている。

 

無論、音楽が嫌いと言ってるわけではない。

好きな曲など星の数ほどあるし、歌うことだって大好きでよくカラオケにも行っていた。

 

だが、音楽に触れる時間や頻度はとても少ないと思う。

全く音楽を聴かない日々が一週間以上続くときもある。

 

なので客観的に見ればあまり音楽が好きではない、のかも知れない。

 

ぼくがそんなことを考え始めたのは以前、ある俳優さんから興味深い話を聞いたからだ。

ドラマの撮影中にその俳優さん含む共演者同士が音楽の話をしていたところ、ある有名女優さんが小首を傾げながらおもむろにこう言ったという。

 

「私、音楽っていらないかも…」

 

それは音楽やその業界に対して敵意があるとかそういう意味ではなく、自分の普段の生活を思い返してそのとき初めて気付いたかのような言い方だったそうだ。

 

おそらく音楽の話で盛り上がってる周りを見て、「あれ、そういや私って全然音楽に触れてないな」と思ったのであろう。

 

ぼくにその話をしてくれた俳優さんは音楽活動もされてる方だったので、その女優さんを「とんでもないヤツがいたもんだ!」と冗談交じりで怒っていたが、その話を聞いたときにぼくとふと「あれ?ぼくもそうかも」と疑問を抱いた。

 

ものすごく生活に近い位置にいるような音楽だが、目を凝らして見るとさほど近距離にはいない。

 

さて、考えて欲しい。

あなたの近くには音楽はあるだろうか?

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