コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯87 上も下も横も見ない

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メンタルが身体に及ぼす影響が人一倍激しいことで知られるぼくだが、今とっても調子がいい。

 

身体も心もすこぶる元気だ。

あやまんJAPAN的に言うとぽいぽいぽいぽ、ぽいぽいぽぴーである。

 

無論過去にも良い状態はあったし、このような「状態の波」は絶えず上下しているものなので今がたまたま良い状態なのかもしれない。しかしながら「もしかしたら今回は良い状態が長く続くのではないか」と一種の確信めいた希望も感じている。

 

それは何故か。

本当の意味で「自分と他人を比べなくなった」からだ。

 

「人と比べてもいいことなど何もない」

 

これは全ての人間が一度は辿り着く考え方であり、人生を生きる上での重要思考のひとつだと考えられる。

 

しかしどれだけ比べることに意味がないと分かっていても、人は上も下も横も見てしまう。

そういうものだ。だって人間社会には人間しかいないのだから。否応なく他人の活動は目に入る。

 

自分より優れている人を見て「どうして俺は…」と幻滅することもあれば、「負けないぞ!」に活力に変換できることもある。自分より出来てない人を見て優越感に浸って安心することもあれば、自分と同レベルの人と切磋琢磨することもあるだろう。

 

ぼくは常に周りに影響されて努力をしたり、落ち込んだりしていた。

それが良い効果を生み出すことも多々あれば、どうしようもない絶望に変わることもある。

 

でもトータル的になんというか、色々あれどそれらの感情と上手く付き合っていたと思うし、こんな自分じゃいられないと自分を追い込み、結果を出してきた自負もある。

 

でもここ一、二年。
そのことに…すごく疲れてきた。

 

「よぉし俺だって!」という活力を無理やり絞り出している自分に虚しさを感じる。

 

冒頭でも述べたように「状態の波」が大きくなり、元気なときとそうでないときの差が激しくなった。気が付けば息苦しくて生き苦しい。

 

自分でもわかる。

これは良くない精神状態だ。

 

なので、自己防衛の為に今まで漠然と比較していたものを一切見ないようにした。

 

幸い、良きタイミングで無駄に明るい人に出会えたこともあり、時間は掛かったが今は他人を気にせず日々を過ごせるメンタルが身に付いた。

 

上も下も横も見ない。

めっちゃヤル気が出すこともヤル気を出さないこともない。

 

個人的に一番なのは「毎日うっすら元気」な状態である。

今、ぼくはこの境地に辿り着いたと思っている。

 

理想の自分を目指すより、あるがままの自分を愛せるように。

本当の俺はこうなんだ!と見栄を張ることなく、だらし無い自分も許せるように。

 

人間関係を疎ましく思わず、かといって過度な期待もせず、毎日うっすら元気に生きていくことが今のぼくの幸せである。

 

そんな近況報告。

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