コラム(月木更新)怖いネカフェの話

♯61 昨今のワークショップ事情について思うこと

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ワークショップに参加した女優に性的暴行を行っていたのが告発された榊監督の一件から始まり、ここ数日SNSで日々業界の闇が明るみになってきている。

 

今後メディアで報道されることもあるかもしれないが、現段階(2022年3月末)では関係者をフォローしていなければ表示されることもないので、知らぬ人には全く知らない騒動である。否、水面下では激しい言葉が飛び交うほどの騒ぎになっている。

 

このような流れを見て、ぼくも業界にいる端くれとして思うこともあり、日々このコラムを読んでくれてる優しい読者に向けてワークショップの「いったい何が問題なのか」を丁寧に説明することにした。

 

尚、本記事は誰かを陥れたり、現在(2022年3月末)盛り上がってる告発合戦を否定しようとする意図は全くない。あくまでも読者の為に解説する内容である。

 

まずワークショップの存在理由について。

そもそもワークショップとは?という方は過去コラムを読んでほしい。→ #2 ワークショップ

 

日本は(というか他の国を正確に知らないが)、皆さんもご存知のように内々でことが進むことが多い。

 

「前にお願いしたから今回も同じところに頼む」

 

こと芸能に関してはそれが顕著で、「どの芸能事務所がチカラを持っている、キャスティングに強い」などは業界人でないテレビ好きの一般人でも知ってる異常な状況である。

 

しかも悲しいことにそれはデマなどではない。大手配給会社の映画や地上波のドラマなどは基本的に大手芸能事務所中心でキャスティングが決まっていく。

ある程度実績があれば例外もあるがフリーの新人が抜擢されることはまずない。あるとしたら高い確率で裏の事情がある。

そして業界内オーディションも厳選された芸能事務所にだけ情報が届けられる。そこに繋がりがない人間はオーディションすら受けられない。演技力に関係なく。

 

先に断っておくがそのシステム自体を悪く言うつもりはなくて、ただ、そうなっているという事実の紹介だ。勿論、全部が全部そうなっているわけでもないし、得体の知れない会社の俳優を使うよりも名の知れた場所に所属している俳優を使う方が色々と安心できるというのも深く共感できる。

しかし、この特定の環境下にいる俳優だけにチャンスが多く回ってくる状況は、そうでない俳優を焦りに追い込む。

 

そこで生み出されたのがワークショップである。

 

大手事務所に所属してない or フリーの俳優が「映画監督に芝居を見てもらえる」絶好の機会。もし監督にキャスティング権があるなら仕事に繋がる。

 

逆に言えばこれしかない。

ここは強調するが無名の俳優がチャンスを掴むとするには「これ」しかないのだ。

 

今は有名になった俳優も無名時代にワークショップに何度も通い監督に抜擢された、というケースが非常に多い。調べれば幾らでもインタビューが出てくる。

 

業界ルールをおかしいと思いつつも個人で変えれるチカラなど誰も持ち合わせていない。

ルールが決まっているのであれば、そのルールで戦うしかないのだ。

 

なのでワークショップには自然にチャンスを掴みたい俳優が群がってくる。俳優になりたい人など老若男女問わず無限にいる。

 

それは貴方の想像よりも遥かに多い。

俳優をしているぼくでさえ驚く程だ。

 

ここまでで、ワークショップの存在意義・必要性について理解できたと思う。

 

問題はここから先だ。

長くなったので次回に続く。

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