コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯25 Twitter

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友人がTwitterをやめた。

 

アカウントはあるけどたまにしか出没しないレアキャラではなく、ほぼ毎日めちゃくちゃつぶやいてるゴリゴリのツイッター民だ。沢山のアカウントと交流してリツイートやいいねも多く、それに伴いフォロワーも多い。端から見ればツイ廃に見えるぐらいの稼働率だった。

 

それがいきなりやめた。

 

SNSは付き合い方が難しい。

その友人がTwitterをやめた理由はよく知らないが、ぼくも何度もやめようと考えたことがある。

 

理由は単純で「なんだか面倒くさいから」だ。全てを言語化することはしないけど、SNSを深く活用してる人なら言わんとしてることは伝わると思う。

 

SNSは「面倒くさい」。確かに自分の出演情報や日常を発信して周りに知ってもらうのに、これ以上ない便利なツールである。それなのに「面倒くさい」と思ってしまうことがあるのはかなりの傲慢だと自覚するが実際に面倒くさい。

 

実名、匿名、真実、不真実、真剣、ノリ、距離間、深度などが人によってバラバラだからだ。そこに明確なルールはない。誹謗中傷がこれだけ社会問題になっても続ける人はいるし、皆が石を投げつけていいと認定された人はトコトン石を投げつけられ、当人が自殺したら皆、我関せずとばかりにパーッと散る。

 

中には自分が石を投げつけてる自覚のない人もいる。ぼくだってそうかもしれない。ぼくの何気ないツイートに胸を痛めている人だって探せばいるだろう。人はあまりにも多様化してる。

 

ぼくは思う。

「人類は自分たちが正しく活用できないツールを生み出してしまった」のではないだろうか。

 

倫理観において、それを使うに達してない人間が多すぎるし、人は見方によっては何にでも腹を立てることができるし傷つくことができる。SNSは誰とでも簡単に繋がることができるので、「ひとりじゃない」という安心感を得ることができるが、所詮はアプリ内の関係である。

 

簡単に繋がったものは簡単に離れる。

本当の意味での信頼は、互いに少しずつ接近して築いていくことでしか為すことができない。

 

もちろんSNSによって深い関係を築いている人々がいることは否定しないが、大前提としては「薄い人間関係を構築して、負荷なく交流するツール」と個人的には考えている。

個人的にはLINEは教えないけどTwitterは繋がってる、くらいが丁度よかったりする。

 

濃い人間関係ばかりだと疲れる。しかし薄いつながりに期待しすぎてもいけないのだ。

 

SNSは難しい。

上手く活用して夢を実現してる人もいれば、深く闇に入り込んでしまう人もいる。

 

月並みな言い方になるが、自分の頭で考えることが病まないための必須条件だと思う。

やめるべきと感じたらやめる。距離を置くべきと感じたらそうすればいいし、積極的に活用したければそうすればいい。

 

自分の状態を自分で把握してコントロールするのだ。それができない人はTwitterに流れてくる強い言葉に心を痛めたり、何の根拠もない情報を信じたりしてしまう。

 

自分を強く持とう。

Twitterそのものは何も悪くない。悪いのはいつだって人間なのだ。

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