コラム(月木更新)怖いネカフェの話

♯92 公演中止が止まらない

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コロナ拡大が止まらない。

現在、過去最高の感染者数を日々更新。夕方になるとスマホに毎日速報が通知されるほどだ。

 

これを書いてる今は都内で連日1日3万人強、全国では20万人を超えている。

日記を読み直すと、ちょうど一年前は都内で3000人が感染して「この状況で東京オリンピックをやるのか!」という批判を受けながらも連日大会は開かれていた。

 

あれから1年、数字は10倍に膨れ上がった。

もはや何が正解なのか分からない。

 

様々な業界が痛手を被っている中、ぼく個人が顕著にその打撃を感じるのが「演劇」である。

 

職業柄、様々な同業者をTwitterでフォローしているが、連日何かしらの舞台が中止になっている。直接の知り合いでなくても知り合いの知り合い、そのまた知り合いの舞台が次々に中止になっていく。

 

それもいきなりだ。

 

ばっちり感染対策をして稽古を続け、初日の幕が開いた翌日に「全公演中止」となるケースを珍しくない。一度も幕が上がらなかった作品すらある。

 

これはもう…絶望としか言いようがない。

 

症状があろうがなかろうが陽性者が出たら即中止。みんな元気でも定期的にPCR検査はやらざるを得ない。やれば陽性者が発覚する。このジレンマ。

 

前日発表ではなく、赤坂で上演しているハリー・ポッターのように開場時間直前で当日の中止が発表されることもある。

 

もちろん陽性者を隠して上演することのが後々とんでもない騒動になるし、倫理的にもアウトなのだが、直前発表になるとこの公演の為に上京してきた方もいるだろうし旅行代を考えると当事者でないぼくまでもが、なんとも言えない切ない気持ちになる。

 

こんなことがいつまで続くのだろうか…。

ある程度の線引きをしないと、演者を含む関係者もお客さんも疲弊してしまう。

 

準備期間が長いからこそ、完成したものも素晴らしい。しかし準備期間が長いからこそ、中止になったときの傷も深い。どれだけ対策を徹底していても上演すれば感染拡大する可能性はある。しかしそれは演劇に限ったことではない。

 

今はもう旅行もイベントも自己責任で放任されている。

演劇だけが…などと被害者の色気を出すことはしたくないが良くない方向に進んでいるのは確実だし、もしかしたら向こう10年これが続くのでは…と考えてしまうこともある。

 

映像の仕事と縁のない役者にとって舞台は「自分が役者でいられる唯一の場所」である。

居場所を奪われた多くの役者の心情や如何に。

 

そんな答えの出ない問いを今日もまた考えてしまう。

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