コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯37 マスク社会

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コロナ禍によりマスク社会になって2年近くの時間が流れた。

 

街ではほとんどの人がマスクを着けていて、着けていない人は変に目立つくらいだ。

コロナ前、ぼくは元来あまりマスクを着けるタイプではなかった。風邪を引いても「マスクを着ける」という選択肢が頭に浮かばないくらいマスクとは縁遠い生活をしていた。正直、ぼくの同じような人は多いと思う。

 

それが今ではマスク、マスク、マスク。

どこに行くのにも何をするのでもマスクを着けている。

 

マスクを購入するお金と労力は面倒だと思うがそれ以外は苦ではない。普段メガネを掛けているので、メガネ+マスクになって呼吸の度にマスクが曇るが、それもそこまで嫌じゃない。よく曇るなぁくらい。

 

というか、マスクに関しては特に思うところがない。

しなきゃいけないからしてる、それだけだ。

 

少し前に友人が「マスク生活が本当に嫌だ、早く終わってほしい」と嘆いていた。

 

勿論「感染したくない、感染させたくない」という気持ちはあれど、大部分を占めるのは(マスクをしていないことで)周りから白い目で見られることで、それを回避したいからマスクを着けている、と話した。言い得て妙である。

 

確かに各々事情があろうともマスクをしてない人を見掛けると「あ、マスクしてない!」と思ってしまう自分がいる。更に言うとマスクをしてない人は大体マスクをしてない人と行動を共にしてる。類は友を呼ぶ。的を射てることわざだ。

 

そう考えると、ぼくが会う人の中でマスクをしてない人はいないし、「もうマスクやめようぜ」と提案してくる人もいない。もしいたらちょっと付き合い方を考える。

 

以前会った人が興味深いことを話していた。

 

「コロナ禍になって知り合いの中で誰かが本当に大切なのか自然に優先順位を付けるようになった」と。

 

本当にその通りだと思う。

 

外出時のマスク以外でも、そもそもコロナ禍なのに飲もうとする人や、飲食店に入ったら食事以外でもマスクを外す人。程度の差はあれど色んな人間性が垣間見えてしまう。

その度に「あ、この人そういう考えの人なんだ」と今まで全く知らなかった一面が見えてくる。

 

コロナが医療崩壊と共に「人の分断」を生み出した。

 

そしてこれから「そろそろマスクやめていい派」と「マスクまだ必要派」が出てくるはず。軽はずみな発言をして責任問題になったら困るので国が公に「マスク終了〜」と宣言することはない。

 

つまりマスクを巡る「人の分断」はまだ続くのだ。

 

とりあえず、ぼくは大人しくマスクをする。

それが身の回りの平穏に繋がるので。

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