コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯76 映画レビュー

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映画「シン・ウルトラマン」を観た。

 

最高としか表現できないほどに大満足の傑作だった。冒頭から作品に引き込まれ、テンポ良く最後までワクワクしながら楽しむことができた。厳密に言うと微妙にテイストが違うが「シン・ゴジラ」が好きな人なら概ね同じように楽しむことができるはずだ。

 

映画を観たあとの日課として、自身の感想を言語化するようにしている。

映画レビューサイトに投稿をするのだ。かれこれ2年以上続けている。

 

脳や身体で感じたことを適切な言葉に変換し、しかも読みやすい文章として再構築することは難解な作業で「あれ、色々思ったのに全然言葉が浮かばない」なんてことは頻繁にある。その度に自分の能力の低さに落胆する。

 

投稿時は本名ではなく適当なペンネームを使う。

業界には知り合いが多いので本名で本音を書くと何かしら厄介なことが起こるからだ。

 

自分の意見を書いたあとに他の人のレビューを楽しむ。特に文字数が制限されているサイトではないので、人によっては独自の解釈・考察を長文で披露しているのもあり、それを読むのもとても楽しい。

 

その作品を公開前から楽しみにして事前知識を完璧にして鑑賞した人も、通りすがりに何となく映画を観た人も、どちらのレビューも参考になる。

 

中には厳しい言葉で書かれたレビューもあるが、どんな大作でもインディーズ作品でも、一般公開された段階で映画は客の手に渡り、相応の金額を払って鑑賞した人間であれば(倫理の範囲内で)どんな意見でも言う権利があると個人的には思っているので気にしない。

 

そもそもレビューサイトにわざわざ感想を書くのは基本的には「映画愛」が強い人なので、乱文であったとしてもその意見には興味がある。

 

ちなみに余談だが、ぼくは招待で観た演劇や映画は絶対に作品の本音を誰にも言わない。お金を払ってないので言う権利がないからである。でも心の中ではめちゃくちゃ思ってる。でも言えない、歯痒い。余談終わり。

 

ぼくが使ってるレビューサイトにはSNSと同じように「いいね」的なボタンがあり、他ユーザーから「いいね」をもらえると嬉しかったりする。

 

思うところがある作品には長文で偏った感想を書くこともあるが、それに「いいね」が付いたりすると狂喜乱舞である。「おお!君もそう思うのか!同志よ!」と人っ子ひとりいない砂漠で人間に遭遇したときに近い喜びを感じる。

 

昔は自分が面白いと思った作品でも、同級生や家族が面白くないと言ってたら「自分がおかしいのかな…」と切ない気持ちになることも多かったが今は違う。

 

見知らぬ人と感想を共有できることの嬉しさ。突き詰めていけばいくほど人に例外はなくて、探せば自分と同じような感覚を持ち合わせている人は山程いるのだ、とレビューサイトは教えてくれる。

 

是非とも映画を観たあとはレビューサイトで他者の感想を読んでほしい。

そういう意味でも映画は二度楽しめる。

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