コラム(月木更新)怖いネカフェの話

♯16 バトル・ロワイアル

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バトル・ロワイアルの話をしよう。

影響を受けた映画は山程あれど、我が心の一番深い場所に根を張って何十年もその玉座に君臨しているのは2000年に公開された故・深作欣二の名作『バトル・ロワイアル』だ。

 

公開当時、クラスの休み時間に友人たちと映画の話になり、頭の良くて面白くてその発言を常に注目していた友達が「バトル・ロワイアル見たいなぁ」とポツリと言った。

 

「バトル・ロワイアル?」

 

彼は少し驚かすような口調で答えた。

 

「ねぇ、友達殺したことある?だよ」

 

それがぼくとバトル・ロワイアルの出会いだ。

 

「ねぇ、友達殺したことある?」というインパクトのある言葉が書かれた映画のポスターは街角で見たことがあったが、それが何の映画なのかまではそのときまで深く気に留めていなかった。

その友達の一言がなければバトル・ロワイアルとの出会いもなく今のぼくはいないし、このコラムも書けてないことを先に記しておく。

 

さて、バトル・ロワイアル。

知らない人の為に簡単に説明すると、「政府が考案した教育プログラムで全国にある中学校から中3のクラスがひとつ選ばれ、残りひとりになるまで強制的に殺し合いをさせられる。それに選ばれた城岩中学3年B組の物語。」である。文章にするだけでも恐ろしい。

 

中学生が最後のひとりになるまでクラスメイトと殺し合う問題作、ぼくはその友人に教えてもらい、まさに中学生のときに観た。

本来はR15作品なので中学生は観ることができないのだが、街にひとつだけある映画館はめちゃくちゃガードがユルく「高校生だけど学生証忘れた。てへぺろ。」と売店のおばちゃんに可愛く言うだけでさらっと侵入することができた。時代である。

 

しかもそこは入れ替え制もなし、全席自由席で一度入ってしまえば一日中いてもいいのだ。これもまた時代である。

余談だが、その映画館は東映の単館系映画館で、夏になると毎年「東映アニメフェア」が上映され近所の子供たちがわんさか集まった。ぼくも兄の友人に連れてってもらいドラゴンボールの映画を観たのが良い思い出である。

 

話を戻す。

 

ぼくはその映画館でバトル・ロワイアルを2回観た。正確には一度目を観て、そのまま席を立たずにそのまま連続して観たのだ。それくらい衝撃作だった。とんがりコーンのCMに出てた爽やかな青年が藤原竜也という将来有望な俳優だったのも、そのとき初めて知った。

 

強烈な映画の内容に引き込まれた若き日のぼくはバトル・ロワイアルに完全にハマった。

購入したプログラムを読み漁り、原作を購入し、ファンブックのような本も撮影現場に密着した写真集も買った。城岩中学3年B組のクラスメイト42名がどこでどうやって、誰に殺されたのか今でも全員言えることができる。ヤバいヲタクである。

 

映画だけでも十分面白いが、原作の小説がとにかく面白い。映画ではサラッとしか描かれなかったクラスメイトの人間関係が深く描かれ、普段の教室の雰囲気が手に取るようにわかるようのだ。その分、読み進める度にしんでいくので悲しい気持ちになるが。

興味ある方は是非とも原作も読んでほしい。

 

とにかくぼくはバトル・ロワイアルが大好きでそこに出ていた俳優は皆スターである。藤原竜也、前田亜季、柴咲コウ、栗山千明、安藤政信、山本太郎、他のキャストも皆役名で答えることができる。

 

何年か前、映画で「中川典子」というヒロインを演じていた前田亜季さんと舞台で一緒になったときは毎日稽古場でテンションが爆上がりだった。

出演者が集まったお酒の席でタイミングがあったので前田亜季さんに「自分がどれだけバトル・ロワイアルが好きか」を熱弁したら、ちゃんと冷静に教科書通りにドン引きされた。

それでも前田亜季はぼくの女神である(亜季ちゃんその節はごめんなさい)。

 

政治家になる前の山本太郎さんと現場で一緒になり、当時の撮影現場の裏話を聞いたときもテンション爆上がりだった。

 

何度でも言う。ぼくはバトル・ロワイアルが大好きだ。

大人になった今でも「バトル・ロワイアル」という単語を聞くだけで心がワクワクする。

 

それはおそらく中学生の多感な時期に映画館で鑑賞することができたからだと思う。

登場人物の役名も忘れたことがない。

 

ここまで愛おしい作品に出会えたことを誇りに思う。

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