コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯23 誕生日

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早いもので今年も誕生日を迎えた。

36歳である。

 

「20歳を過ぎたら時間の流れが早くなる」というのは小さい頃からよく聞かされていて実際に自分でも体感した。確かに早かった。しかし30歳以降は更に早い。3年前くらいなら「ついこの間」の感覚である。

よくある話だが、時間の流れを分数で考えると分母が年齢、分子が1。分母が大きくなるごとに値が小さくなるので、年を重ねるごとに体感速度は早くなる。

 

この理論で考えるならば、これから先、更に時の流れを早く感じることはあっても遅く感じることはないのである。

嘘だろ。分数なんて習わきゃよかった。

 

最近よく思う。30代半ばなのでさすがにしっかりしなきゃいけなくて立派な大人になろうと日々心掛けているけど、結局内面の根底の部分は小学生の頃から一切変わってない。つまり大人というのはどれだけ「大人のフリができるのか」に尽きるのだ、と。

 

ぼくだって世間が許せばヒーローごっこして遊びたいし、親的な存在の人にゴロゴロ甘えたい。

 

でもそういうわけにはいかない。

内面が変わっていなくとも、確実に見た目がおっさんになってるからだ。

 

おっさんはゴロゴロ甘えてはいけない。

絵的にもアウトだ。

悲しいけどこれ現実なのよね。

 

大学に行く、行かない。就職する、しない。

節目の年に訪れる同級生との小さな人生の分岐が36歳ともなると大きく離れてくる。スポーツ選手ならもう全盛期を経て、セカンドキャリアを歩んでいる年齢かもしれない。

 

人生は面白い。まさかこんな36歳になってるとは思わなかった。

 

とっくに結婚して子供がいると思ってたけど、全然いない。

もっとお金があって広い家に住んでると思ってたけど、貧乏で部屋もめちゃ狭い。

 

でも子供の頃より大人になった今のが遥かに面白い。不思議なものだ。

 

大人になって1番良かったと思うのは「自分のチカラで人生を面白くできること」だと思う。

 

学校の先生や親が喜ぶような言動をしなくてもいいし、興味のない分野は勉強しなくてもいい。

誰かが作ったテストで能力を判別されることもなければ嫌な人間と深く交流する必要もない。

大人は自分で身を置くフィールドを変えることができるので、勉強したら勉強した分だけ結果が出る。そういう環境にいればいい。

 

人生は何を選択したかの結果にすぎない。

ぼくが今のぼくなのは、過去のぼくが選択した結果だ。誰のせいでもない。

 

だから今は何年後かにこうなりたいと思う理想の自分に向けて行動している。

誕生日はその1年の行動が正しかったのかを答え合わせする日だ。

 

年齢で区切るわけではないが、次の1年はこうしたいという目標がある。

 

その目標に向けて今何ができるのか。それを考え行動する。

達成したかどうかは37歳のぼくが決める。

 

残りの時間も自分が手綱を握り締めてる人生でありたい。

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