コラム(月木更新)怖いネカフェの話

♯58 飼っていた猫

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ツイッターのタイムラインをダラダラ眺めていると、可愛い動物の写真や動画が流れてくることが多い。

 

自分がそのアカウントをフォローしていなくても、可愛い動物は誰かしらがリツイートしてるので嫌でも目に入るのだ。

 

最近は自分の投稿の中にペットの写真を織り交ぜるだけではない。ペットの様子を投稿するだけの専門アカウントもあれば、YouTubeでペットの動画を公開するチャンネルを作っている人もいる。

 

そのどれもが多くのいいねやフォロワー、チャンネル登録者を獲得している。無論、気に入ったものはぼくも自然にいいねを押してしまう。だって可愛いから。

 

競争社会で疲弊してる現代人にとってスマホで手軽に見れる動物の癒やし動画は必需品となっているのであろう。

 

うちのペット可愛いから皆見て!

いいねいいねいいねいいね。

 

もはや「可愛い」は個人だけでなく皆で共有して楽しむ時代なのだ。

 

そんな不意に流れてくる動物の写真を見る度に思う。

 

うちの猫も生きてれば皆の人気者になったのかなぁ、と。

 

そいつが我が家にやってきたのはぼくが7歳の頃だった。

知り合いの飼い猫が子供を沢山産んだとかで母が赤ちゃん猫をもらってきたのだ。

 

それから20年近く生きた。

 

ぼくは21歳で家を出たので、それからは共に暮らしてないが、小さい頃の思い出には常にその猫がいる。

 

冬に寝ていると布団を猫パンチしてきて「一緒に寝るぞ」とせがんでくる。

中に誘い込み共に寝て、ある程度温まるとそそくさと布団を脱出してどこかに去っていく。

スーパーファミコンをしていると、猫が電源ボタンを踏んでしまってゲームが強制終了してしまったこともあった。

 

何度も引っ越して、その度に新居を怖がり、引っ越し後2日目くらいまでは押入れに閉じ籠もって出て来なくなる。3日目から少しずつ姿を現してくつろぎ始める。それがいつものパターンだった。

 

当たり前にそこにいたし、家族だった。

SNSに流れてくる可愛いペットの投稿を見る度に癒やされつつも、かつての飼い猫を思い出して少しセンチメンタルな気分になる。

 

もっともっと可愛がってあげれば良かったなぁ。

沢山写真を取れば良かったなぁ。

 

よく聞くこんな話がある。

 

この世に別れを告げたペットたちが天国で最初の受付みたいなところに集められる。

 

受付の天使から「名前は?」と聞かれても動物なので名前という概念がよくわからない。

 

天使が「生前、ご主人様はあなたを何と呼んでましたか?」と質問を変える。

すると皆が揃って「カワイイ!!」と答える。

 

なので天国には「カワイイ」という名前の動物が沢山いる、という話だ。

 

ぼくの飼い猫も「カワイイ」と答えてくれただろうか。

 

同じく「カワイイ」と沢山呼ばれ愛されたペットたちと天国で楽しく暮らしていてほしい。

切に願う。

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