コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯33 待ち合わせ

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とても細かい話になるのだが、待ち合わせ時間にぴったりで到着する人があまり得意ではない。

 

例えば13時に待ち合わせだとして、12時58分になっても姿を現さず、13時に登場する人。

当然ながら遅刻ではないので、こちらが怒る要素は1ミリもない。

 

ただ、ちょっと嫌だなと思うのである。

共感していただけるだろうか。

 

ぼくは基本10分前〜5分前には着く。というかわざわざ電車の時間を調べてギリギリに到着しようとはそもそも思わない。

 

約束の時間に到着する電車の時間を調べたら、なんとなくそれより一本か二本早い電車に乗るようにしてる。しかしそれだって、頑なに「俺は5分前に着くんだ!」という強い意思があるわけではなく、昔から自然にやっていることだ。

 

礼儀とかそういう言葉を使うつもりはない。

なんか気持ち早めに着く方がいい気がするからそうしている。

 

同じことを強要するつもりはなくて、ぼくが相手に求めるのはただひとつ。

ギリギリに着くなら「ギリギリに到着します」と連絡をしてほしい。

それによって怒ることはない。

 

更に言うとしっかり連絡をしてくれれば遅刻だって構わない。「すいません、到着が5分遅れます!」と一言添えてくれれば何も不愉快に思うことはない。誰にだって事情はある。

 

苦手なのは、「何の連絡もせずに待ち合わせ時間ぴったりに現れる人」だ。それで現れたときも何も言わない人。

 

ぼくは仮に自分が5分前に到着したときでも、待ち合わせ相手が既にいたなら「ごめん、待たせちゃった?」と声を掛けるようにしてる。厳密にはぼくは遅刻はしてないので謝るようなことは何もないのだが、約束の時間とは別に実際に相手を待たせてはいるので自然にその一言はすっと出てくる。性格かも知れない。

 

この待ち合わせに関する価値観は、人間関係を構築する上でとても重要だとぼくは考えている。

 

以前こんなことがあった。

 

初めて一緒に食事をする人で、その日の待ち合わせを18時くらいとアバウトに決めていた。

 

当日、移動中にぼくの到着時間が判明したので、「17時50分過ぎに到着します」とその人に連絡した。しかしその人から返信はなく、待ち合わせ時間に18時過ぎにやってきた。

 

で、言われて一番最初に言われたのが

「17時50分過ぎに到着すると言われても困る。」

 

当人曰く、急かされてる感じがして嫌だというのだ。それを怒り気味で言われた。意味がわからない。ぼくは雰囲気を悪くしないようにとりあえず謝罪した。

 

これは驚いたというよりも変な人だな、と思った。

 

「了解です、ぼくは18時くらいになるので少しお待ちください」こう一言返せばいいだけではないのだろうか。元々18時くらいで待ち合わせしてるのでたまたま先に着いてるぼくが10分くらい待たされても怒る理由にはならない。

 

単純に人間として大切にされてない感じがしたので、結局その人とは交流を断った。最初に言うが友達ではない。知り合ってお互いにもっと話したくなったから食事をしようとなったのだ。

 

なのでその距離感の人間にそういう態度を取れるのが傲慢で不躾だと思った。ぼくにはとてもできない。これに関しては礼節の問題だと思う。

 

無論、待ち合わせ相手との親密具合によってある程度の感情の変化はある。

 

ただ、一言連絡を添えるか否かは大事な行動だと思う。

 

使い古された言葉だが、どれだけ相手を大切に思っていても行動で示さなければ意味がない。

親しき仲にも礼儀あり。読み手によっては「お前細かいな」と嘲笑したくなる話かも知れないが、これはぼくのコラムであって、ぼくが生きてるのはぼくの人生である。

 

同じ価値観を共有できる人間と交流を深めていきたい、と強く思っている。

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