コラム(月木更新)怖いネカフェの話

♯11 先輩

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驚くほど先輩に好かれない。

これまでの人生で親しくなった先輩は片手で数えても指が余るくらいである。

 

出会った先輩の数は両手両足指の本数を軽く超えている。

それなのに親しい先輩でパッと思う浮かぶ人は数人…とにかく圧倒的に先輩に好かれない。

何人かにはやんわり嫌われているような気もする。

 

何故だ。

人間は愛される為に生まれてきたのではないのか。

何故ぼくだけがこんなに愛されないのだ。愛されたい。

 

納得できる理由を考える。

 

色々あるが、他の追随を許さずトップを独走してるナンバーワンの理由はぼくが「可愛くないから」だと思う。

 

自分でも思う。ぼくは後輩として「可愛くない」。

分かりやすく小動物顔をして、先輩の言うことにウンウン頷きニコニコしてればいいのだろうが全くもってそういうことができない。

 

付き合いも悪い。行きたくない飲み会には行かないし、夜は家でちゃんと寝たい。先輩の承認欲求を満たすためだけにオーバーリアクションで「スゴイっすね!」とヨイショするのも嫌いだし、間違った考え方には嘘でも賛同しない。

 

そもそも先に生まれただけ、先にその環境に身を置いていただけでよく「自分のが完全に優れている存在」的な振る舞いができるのか理解できない。

 

昔、後輩は先輩より先に帰ってはいけないという飲み会が何度もあった。

次の日の用事がどれだけ早かろうが、先輩が残っている間は先輩の話を聞き、先輩のグラスが空いたらすぐに注文をしなければいけない。

 

問題はその飲み会の会計がワリカンだったことだ。こんなバカなシステムがあるだろうか。

 

最終的な会計がワリカンだったら必然的に最後まで残っていた者の支払いが多くなる。多少先輩が多く払おうが、そもそもぼくは最後までいたくないのだから、貴重な時間と飲みたくもないお酒にお金を奪われる。というか強制参加なら先輩が全額払うのが当然である。恥を知れ。

 

しかし若かりしぼくは怖い先輩に何も言えず毎回お金を吸い上げられていた。先輩からすれば朝まで安く酒が飲めて後輩に自慢話ができるのだからいいシステムだ。

 

そのシステムで育った若手が先輩になり、後輩に「俺も通った道だから」と同じことを強要する。誰もこの不公平さを改善しようとしない、悪しき習慣、負の連鎖、救いようのないバカの集団である。今では一切の付き合いはない。

 

そもそもが先輩というだけでは全く尊敬の対象にならない。社会のマナーとして年上は敬うし言葉遣いも態度も丁寧に接するが、その人が立派かどうかを判断するに年齢は関係ない。

年下でも尊敬すべき人は沢山いるし、後輩にも見習う点は多々ある。

 

なのでまとめると、ぼくは先輩に好かれないが、それ以上に尊敬できる先輩にも出会えていないのだと思う。

 

尊敬できる先輩の話は真剣に聞くし、為になる話であれば自然にウンウン頷き、小動物のように可愛らしい顔にもなるはず。

 

いや、待てよ。

 

心から尊敬してる先輩にもあまり好かれてない気がする。

 

普通に楽しく話してるのに「頭のいい人の話し方するよね」と皮肉を浴びせられたこともある。

結局、ぼくがぼくでいようとすると可愛さがなくなり先輩に好かれないのだ。

 

後輩キャラ育成講座があるなら多少お金を払ってでも通いたいものである。

とにかくぼくは嫌いな先輩はおろか、好きな先輩にも好かれない。可愛くなりたい。せめて外見がピカチュウにでもなればいいのに。

 

なので愛されることは諦めた。ぼくは無償で愛を与え続ける紳士になるのだ。

 

これからはこう自分に言い聞かせる。

愛されるよりも愛したいマジで。

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