こんにちは、小野哲平です。
今日のテーマは「勉強した気になってませんか?」
勉強…
定期テストがあった学生の頃ならまだしも社会人になってから習慣になってない方も多いのでは…。
ずばり、あなたは普段勉強してますか?
そしてその結果、どういうスキルが身についていますか??
勉強というのは新たな知識や技術を会得することです。
ここで質問を変えます。
あなたは日々、新たな知識や技術を自主的に会得していますか?
今日のポイントはこの「自主的に」という部分です。
会社などで上司や先輩に教えてもらってしぶしぶ身に付いたスキル。そのスキル自体に価値がないとは決して言いませんが、それはあなたがノドから手が出るほど欲しくて身に付いたスキルですか?
極端な物言いですが、それはあなたじゃなくてもその環境にいる人間ならば誰でも身に付くものではありませんか?
今日のテーマは結果的に身に付いたモノではなく「自分が会得したいと思うスキルについてしっかり勉強していますか?」という話です。
そして本記事で強く主張したいのは「新たな知識や技術を会得」したいならば「新たな知識や技術を会得しよう」という心構えで勉強をしなければいけない、という点です。
無自覚で勉強してても時間の消費に過ぎません。
以下、自戒の意も込めて深掘りしていきます。
それはファッション勉強じゃない?
私毎日海外ドラマ見て英会話勉強してるの!
確かにそれは勉強の類いに入るでしょう。
でも実際に何かスキルが身についているんですか?
勉強より娯楽が勝っていませんか?
ぼくが片足を突っ込んでる役者の世界でも勉強を勘違いしてる人がとっても多いです。
- 勉強の為に映画を見ている。
- 勉強の為に舞台を見ている。
- 勉強の為にドラマを見ている。
それを強く主張する役者に限って、何も実になっていません。
芝居見てビックリします。
え…勉強してるんだよね?
要するに何も実になっていないことに自分自身が気付いてないのです。
よく芝居勉強の為に「毎日映画見てます!」って人いるけど、あれほとんどの人が「ただ見てるだけ」なんですよね。映画見てるだけで演技上達するなら評論家はみんなアカデミー俳優ですよ?何を勉強したくて映画を見てるのか目的を明確にしないと時間の無駄です。でも好きで見てるだけならオッケーです☺
— 小野哲平@来年6月トムランド公演 (@yen_town1014) December 4, 2019
それでいて周りに勉強してるアピールをしたがる。
言い換えればそれはファッション勉強です。
これが本質です。
この本質を見逃して、勉強をしてる自分に酔ってる状態がファッション勉強です。
さらに今はSNSがあるので日々勉強してるアピールをすればコメントがついて承認欲求が満たされるケースもあります。
ファッション勉強。
自分の能力を向上させてるかのような行いを繰り返し、「私は今努力している」ともっともらしい理由を付けて自分自身を納得させるのは誰もが陥りやすい思考です。
以前も書きましたが、努力の定義は「できないことができるようになること」です。
身体を使った具体的技術だけでなく、以前は辿り着けなかった思考への理解が深まることも成長です。
何を補う為に学ぶのか
まず大前提として何故勉強するのかの理由付けが必要です。
ゴールを定めずにスタートするのは多少のワクワク感はあれども、最短距離でのレースにはなりません。
スタートを切った一歩目の方向が既に間違ってる可能性だってあります。
間違った方向に進んだあとに反対側にあるゴールを目指すと、従来の距離に間違った距離が加算されるのでムダな長距離マラソンになります。
当然ながら反対側に走った分も勉強ではあるので、全くのムダではありません。
ムダではありませんが、それはムダな時間をムダ認定しない為に必死に自分に言い聞かせてる言い訳だったりもします。
そもそも最短距離で向かえばゴールできてる問題に対して「ゴールできたから全て良し」という自分の間違いを無条件で肯定する考えは些か簡略過ぎるかと。
なので、まずはちゃんとしたゴールの設定が必要です。
それには自分が「求めるモノ」を明確に捉える必要があります。
◯◯の知識が欲しいから◯◯の本を読む。
複雑な動機をシンプルな構造にして勉強を始めることを強くオススメします。
勉強の質を考える
ゴールが設置できたなら次はそこに行くまでの走り方を考えましょう。勉強の「質」です。
ただやみくもに努力するのではなく、走る前にリサーチすることは山ほどあります。
例えば海外ドラマで英語を勉強するならば、
まず「過去に海外ドラマで英語を勉強した人の意見」を参考にすべきです。
ネット環境さえあれば世界中の人間の体験を調べることができる時代です。
自分がこれから始める勉強が世界で初めての勉強法のわけはないので、ここは素直に先駆者の意見を取り入れましょう。
「海外ドラマ 勉強法」で調べると無限にページが登場します。
そこでまず「どのドラマが英語学習に適しているのか」を調べます。
日常会話を学びたい人間が医療ドラマで英語を学ぶのは意味不明です。
自身のレベルや理想に合わせて勉強作品を選びましょう。
そこで成功者の意見を取り入れることはとても大事です。
何故なら彼らはあなたの未来をすでに体験しているのだから。
ドラマを選んだら次は「そのドラマを使った勉強のやり方」など自身が勉強を始める前に得られる知識は無限にあります。
そして、だいたいどの方も自分と同じ学習法で勉強した際のメリット・デメリットはまとめてくれているので、そこもしっかり調べます。
成功者の勉強法が必ずしもあなたに当てはまるとは限らないので、そこは工夫をして自分が長く続けられる形にしましょう。
あとは繰り返し
もう一度まとめます。
- 勉強する動機付け
- ゴールの設定
- 成功者の体験リサーチ
- 勉強法を選択
- 勉強!!
ぼくは勉強そのものにたどり着くまでに1~4のステップをしっかり踏むべきかと思います。
勉強してて理解が深まるのが遅いと感じたらまた3に戻って新たな勉強法をつかみます。
例えば皆が絶賛してる本が自分に合わなかったら
- 別の本を選ぶ。
- YouTube学習に変える。
- 人に直接教えてもらう。
などですね。
基本的には情報が無限にネットに落ちていてそのほとんどが無料で手に入るので、あとは自分のやり方次第です。
情報に振り回されるか、情報を活用するかはあなた次第です。
本質を見極めよう
演技の勉強で映画を見るのであれば
- どういう演技をしたいのか
- 誰のようになりたいのか
などを具体的に設定して映画を選び、心に響いたシーンを巻き戻して繰り返し見るぐらいやらないといけません。
ぼくはそうしてますし、それが当たり前の世界です。
とはいえ、そこまでの本気度を求めるわけではなく、
まずは本質を見極めた確実なスキルアップをしましょう。
最後にもう一度。
あなたは勉強をしてますか?
日々、新たな知識や技術を自主的に会得していますか?