コラム(不定期更新) 怖いネカフェの話

♯78 絨毯いらねぇな

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前々からほんのり思っていた。

 

絨毯て…いらなくね?

無論、存在そのものを大きく否定してるわけではない。ただぼくのようなワンルーム住まいでデカデカと一面を絨毯に敷くのは違うのではないかと思ってきたのだ。

 

数年前に今の家に引っ越してきたとき、何の考えもなしに絨毯を敷いてそれから家具を入れた。何の考えもなしに、だ。そういうものだと思っていた。

 

そして、その日からずっとその絨毯は存在を疑問視されることなく部屋に居座っている。

 

でもこいつ…いらなくね?

気になってネットで色々調べてみた。

 

賛否両論ある中で「絨毯を敷くのはずっと雑巾を置いてるようなもの」と書かれたサイトがあった。

 

そんなアホな!言い過ぎだろっ!!

 

しかし読むと一理ある。

 

飲み物をこぼしても完全には拭き取れず時間と共に吸収されていくだけ(つまりこぼした液体の上で生活している)。掃除機を掛けてもゴミが全て吸えるわけではない。

 

確かに…確かにその通りだ。明らかに何かの毛や食べクズが落ちてるのに掃除機で完璧に吸い込むことができない(掃除機の性能もあるだろうが)。

 

前日掃除機を掛けたのに翌日にはゴミがまとわりついている。

 

これは…いよいよ不必要なのかも知れない。

 

そんなことをほんのり思いながら引っ越した友人の新居にお邪魔した。

 

ぼくの部屋の倍くらいあるワンルームマンションだ。

そこに絨毯はなかった。

 

元々あまりモノを置かない+絨毯がないことがフローリングが剥き出しになり部屋が実際の広さよりもめっちゃ広く見えるのだ。

 

「掃除もコロコロだけだからラクだよ」

 

羨まシス!!

ギザうらやましす!!!

 

そんなこんなでぼくも我が家の絨毯を抹殺することにした。

さよなら絨毯。思い出と取れないホコリをありがとう(五七五)

 

絨毯の捨て方が分からないのでネットで町内ルールを調べる。

ふむふむ、有料シールを貼って粗大ゴミで出せばいいのか。

 

更に調べる。

 

小さく切断すれば燃えるゴミでも出せる。

レッツ斬(ざん)!!!(^o^)

 

お金が掛かるのは構わないけど、わざわざ粗大ゴミ回収に電話するのはかったるい。

なので斬(ざん)することに決定。

 

早速ハサミでチョキチョキ。

思いのほか厚く、ハサミも家庭用の小さいサイズしかないので10センチほど切ったら右手がパンパン。

 

致し方なし。

右手を犠牲にする決断をする。

 

ぼくは薄れゆく右手の感覚をギリギリで保ちながらとにかく斬りまくった。

そしてコンビニ袋Lサイズに残骸を詰め込んでいく。

 

途中から斬り刻むことが快感になっていた。

斬(ざん)は人をおかしくする。

 

ザン!ザン!ザンザン!!(^_^)

 

90分後、部屋から絨毯は消え、パンパンのLサイズのビニール袋が4つ爆誕。

役割を終えた右手はかろうじて本体に繋がっていた。

 

燃えるゴミの日に4つのビニール袋はすんなり回収。

こうして我が家から絨毯は消えた。

 

結論を言おう。

マジで!快適!!!

 

フローリング丸見えで部屋が広く見えるし、テレビ見ながらコロコロすれば掃除も終わり。加えて景観を保つためにモノを直接フローリングに置かなくなった。

 

そして一気に部屋が涼しくなる。

夏が本格化する前にどうしてこんなにウチは暑いのだろうと思っていたけど、絨毯(ごん)…お前だったのか。

 

そんなわけで絨毯を斬(ざん)して、快適ホームライフを送れることになった。

冬はめちゃ寒そうだが、今のところ我が家は天国である。

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