こんにちは、小野哲平です。
先日たまたま世界の果てまでイッテQ!を見ていたらイッテQ遊泳部なるものが放送されていました。
こ、これは…
えぇ、間違いないですね
今の若い子知らないんじゃないすか?
…書かねば!!
貴方は知ってますか…?
伝説の「ドーバー海峡横断部」を。
ドーバー海峡横断部とは
イギリスとフランスを隔てるイギリス海峡最狭部、ドーバー海峡。
直線距離にして34キロメートルあるその海峡は遠泳コースとして有名であり、
昔から世界中のスイマーの憧れの海として知られていました。
しかし34キロメートルというのはあくまでも直線距離で、
潮流に揺られながら実際に泳ぐ距離は約50~60キロメートル。
冷たい水温、夜間も泳ぎ続ける精神力。
ドーバー海峡を横断泳したスイマー「チャネルスイマー」になるには、
並大抵の人間では持てない覚悟と勇気が必要です。
貴方は知っていますか?
あるバラエティ番組の企画で、
この地獄の海峡を見事に横断したタレント達を。
仲間を集め、トレーニングし、
初放送から二年間かけて本当のチャネルスイマーになった勇者達を。
それがドーバー海峡横断部です。
無謀すぎる企画、残ったメンバー
その企画は1990年代後半に大人気番組だった「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」で始まります。
大人気だったよね!
毎週見てましたよ!!
金曜の夜に放送だから月曜に学校でその話するのが楽しいんすよねー
1997年7月、ウリナリが放送開始してから1年3ヶ月後にその企画は始まりました。
「ドーバー海峡をリレーで横断する」
この無茶苦茶な企画、最初の部員は四人(敬称略)。
ウッチャン(内村光良)、ウド鈴木、勝俣州和、有野晋哉。
しかしあまりにも過酷なトレーニングにより数名が脱退。
そして別タレントの新規参加、また脱退など紆余曲折あり、
最終的にチャネルスイマーになったのはこの六人。
ウッチャン、濱口優、神尾米(元プロテニスプレーヤー)、
藤井貴彦(日テレアナウンサー)、堀部圭亮、ウド鈴木。
上記は実際のリレー順です。千秋はマネージャーでした。
二年にも及ぶトレーニングを経て成功
ここでルールの確認。
泳ぐだけじゃなくて寒さや船酔いとも戦わないといけないんだよね…
自分には無理っすわ…
ですが上記のメンバーは過酷な肉体改造・精神修行をして絆を深め合いこの企画を成功させました。
本当にドーバー海峡を横断してしまったのです。
1999年8月31日、16時間37分。彼らは泳ぎ続けました。
バラエティ番組の企画において間違いなく歴代トップクラスの感動です。
普通に新聞載ってて驚いたよ…
社会的ニュースでしたね
仲間を信じること、決して諦めないこと、ひたむきに努力すること。
もうこんなのね、学校じゃ教えてくれませんよ。
本当に感動しました。
達成した6人のメンバーの中には元々泳げないメンバーもいました。
ですが、達成したのです。
達成時のメンバーの年齢
参考までにそのときのメンバーの年齢も記載しておきます。
1999年8月31日段階での年齢。
- ウッチャン 34歳
- 濱口優 27歳
- 神尾米 27歳
- 藤井貴彦(日テレアナウンサー) 27歳
- 堀部圭亮 33歳
- ウド鈴木 29歳
それ以上に恐ろしいこと
最後に僕がどうしても伝えたいのは、
この「ドーバー海峡横断部」と同じかそれ以上にウリナリの看板企画だった「芸能人社交ダンス部」。
この二つの企画は並行していた時期があるんです。
社交ダンスの方が早く始まっていたので1997年~1999年、
その間、番組レギュラーメンバー(ほぼ全員)は両方取り組んでいたんです。
え…
水泳とダンス、両方トレーニングしてたってことですか?
…おそらく
それ以外にもウリナリには毎週「ランキングキャラクターライブ」というコントコーナーもありました。
更にウッチャン、千秋、ウド鈴木のポケットビスケッツも同時期に活動してました。
本格的な水泳トレーニングにダンスレッスン、そしてコント。
もうどれだけ忙しかったんだよ、と。
更に更に当然ウッチャンは当時から超売れっ子なので、
この番組だけじゃなくて他にも番組を持ってるわけで・・・
- ウッチャンナンチャンのウリナリ!!
- ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーこれができたら100万円!!
- ウンナンの桜吹雪は知っている
- ウンナンの気分は上々。
- 笑う犬の生活 など
え…めちゃくちゃ凄くないすか?
昔は子供だったのでそんなこと一切考えずにテレビを見てましたが、
今になって冷静に考えると常人は考えられないモノ凄い努力(そんな言葉で片付けられないですが)があったんだと思います…。
千秋さんの2014年のブログでドーバー海峡横断部15周年のパーティ記事があります。
こういうブログを見ると嬉しくなりますね!