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乙一『シライサン』映画原作を10分でネタバレ説明!読まなくてもこれ見ればわかります!

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書籍紹介

こんにちは、小野哲平です。

2020年1月に公開されたホラー映画「シライサン」

個人的には学生時代に読み漁った乙一さん(安達寛高名義)が監督を務めるとのことでテンション上がりました。

おのぺー
おのぺー

乙一作品はほとんど全部読んでるよ!

当然今回の原作も乙一さんが書いています。

親友の変死を目撃した女子大生・瑞紀の前に現れたのは、同じように弟を亡くした青年・春男だった。何かに怯え、眼球を破裂させて死んだ二人。彼らに共通していたのはある温泉旅館で怪談を聞いたことだった。

ぼくは公開前に読んでいて、映画本編もとても楽しみにしていました。

公開後、映画好きの友人から「シライサン退屈すぎて半分寝た。原作読んだなら解説してくれない??」という連絡が来て解説することにしたのですが、どうせなら記事にしちゃえということで今これを書いてます。

はい、今日はシライサンの原作について完全ネタバレありで簡単に書きますよ。

これさえ読めば原作を読んだのと同じレベルまであなたのシライサンレベル(シラレベ)を向上させます。

  • 映画見たけどよくわからなかった。
  • 原作読みたいんだけど時間がないんだよね。

と、いう方。

この記事を読んでシライサンに詳しくなってください!!!

おのぺー
おのぺー

これであなたもシライサンだ!!!

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映画との違い

まず映画と小説は結末が違います

映画はホラー映画にありがちな終わり方をしますが、小説版はうっすら終わります。決定的なことは書かないで読者に委ねる終わり方です。

おのぺー
おのぺー

今回は原作を超簡単に説明します!

主要な登場人物

基本は映画と同じです。映画のキャストは赤字です。

さくっと説明。

  • 山村瑞紀(以下、瑞紀) 飯豊まりえ

ただでさえ友達少ないのに目の前で親友が眼球破裂で死んじゃった可哀想な主人公。人と目が合わせられないコミュ障。

  • 鈴木春男(以下、春男) 稲葉友

弟が眼球破裂で死んじゃったもう一人の主人公。あんま目立たない。

  • 間宮幸太(以下、間宮) 忍成修吾 

ライター。興味本意でネタを追ってたらとんでもないことになっちゃった人。

  • 間宮冬美(以下、冬美) 谷村美月 

ライターの妻。脚本家。映画じゃ活躍しなかったけど原作では重要人物。

  • 溝呂木弦(以下、溝呂木)

学者。目隠村について調べる。映画では未登場。染谷将太の台詞にだけ登場している。

  • シライサン

目を逸らしたら次の瞬間に近付いてくる承認欲求高めのツンデレお化け。近付かれると眼球破裂して死んじゃう。貞子とか伽椰子と同じカテゴリ。眼が超でかい。全盛期の浜崎あゆみ以上。どこにでもappearsしてくる。

構成

瑞紀と春男が主軸となって話が進みますが、話の途中で溝呂木パートがちょくちょく登場します。

この溝呂木パートがシライサンの存在に繋がる根幹なのですが、

やっかいなのは溝呂木の話は過去の話だということ。

読んでるときは平気でもここで説明するのは文章が迷子になります。

なので今回はストーリーと溝呂木パートを別に説明します!

ストーリー

細かい部分は説明せずに箇条書きでトントン書きます。

本項目はネタバレを含みます。

一章

  • 瑞紀が親友の香奈とお茶してたら、香奈が何かに怯えて眼球破裂して死ぬ。
  • 数日後、瑞紀は大学で春男に話し掛けられる。
  • 春男の話によると、春男の弟(和人)も眼球が破裂して死んだらしい。
  • 香奈と和人がバイト仲間であり、生前に三人で旅行していたことを知った瑞紀と春男は、一緒に旅行をした冨田詠子に会いに行く。
  • 冨田の自宅にて、三人は旅行先の宿で地元民から怖い話を聞いたことを知る。
(怖い話)ある男が山道を歩いていると、ちりんと鈴の音が聞こえる。男が振り返ると異様に目の大きな女がいる。付いてくる女に男が名前を聞くと「シライサン」と答える。シライサンは「私を知ってるやつを追いかけて殺す」と言う。最後は話を聞いてる聞き手に向かって「次はお前だ!」と驚かせる、という聞き手を巻き込む系の話。
  • どんな話かを実際に瑞紀と春男の前で話して聞かせる冨田。(シライサンの名前は出さず)
  • 席を外した冨田は自宅で自殺をしようとしていた。
おのぺー
おのぺー

なんでや!!

  • それを助ける二人。
  • 意識が朦朧としている冨田は小さな声で「シライサンが…来る」とつぶやく。
  • こうして二人も呪われる。←名前を知ったら呪われるので

二章

  • カフェで待ち合わせをした間宮とその妻冬美は、この店の客が眼球を破裂して死んだという噂話を聞く。
おのぺー
おのぺー

香奈が死んだカフェだよ

  • 大学生に聞き込みをして噂の真相を調べた間宮は、香奈と同じように眼球が破裂して死んだ和人が生前、共に温泉旅行に行ってたことを知る。
(超重要)間宮と冬美には真央という娘がいたが交通事故で数年前に死んでいる。
  • 瑞紀と春男に助けられ入院した冨田は「シライサンという名前を知った二人は呪われてしまった」と告げる。
おのぺー
おのぺー

いやお前のせいだけどな

  • その後、冨田は病院でシライサンに襲われ眼球破裂で死亡。

三章

  • 冨田の死を知った間宮は三人が宿泊した温泉に感染源があるのではと思い一人温泉へ向かう(間宮はシライサンのことを知らず新種の伝染病だと思っている)
  • 同じく冨田の死を知った瑞紀と春男は怖い話の出所である温泉宿へ向かう。
  • 同じ宿で瑞紀たちは間宮に出会う。三人の死を病原菌が原因と睨んでいる間宮に瑞紀は「本当のことを知らない方がいい」と忠告する。
  • 三人(香奈、和人、富田)に怖い話を聞かせた地元民(渡辺、映画版では染谷将太)は死んでいた。もちろん眼球破裂。
  • 三人(香奈、和人、富田)が渡辺から怖い話を聞いているときに一緒に聞いていた旅館従業員(森川)が仕事を休んでいることを知った間宮は森川に会いに行く。
  • 森川からシライサンの話を聞かされる間宮。
  • 全く信じていない間宮は妻の冬美に電話でシライサンの話をする。 ←重要
  • 眼をそらさなければシライサンを攻略できることに気付いた森川だったが、一生戦う気力はなく、眼球を破裂させ死亡する。
(見落としがちな重要情報)この温泉町は間宮冬美の故郷である。

四章

  • 森川が死んだことで呪いを信じた間宮は瑞紀と春男と行動を共にし、渡辺の自宅へ行く。
  • 渡辺の兄から、昔近くに学者(溝呂木)が住んでいて小さい頃によく遊んでもらっていたことを聞く。
  • 溝呂木の書いた本を図書館で発見した三人はシライサンの秘密が目隠村にあると予想する。
  • 目隠村に向かう途中で瑞紀がシライサンの法則に気付く。

「シライサンは三日に一度、シライサンを知る人間のところに現れる」

  • 間宮がハンドル操作を誤り事故に遭う ← シライサンの仕業
  • 車から脱出した瑞紀と春男はシライサンに襲われるが、視線をそらさないことで逃げ切る。
  • 間宮は入院するが死ぬことはなかった。病院で瑞紀たちは冬美に会う。
  • 三日後、瑞紀と春男、間宮と冬美。シライサンを知る四人のどこにもシライサンは現れなかった。

法則が崩れた。

  • しかし実際は冬美が間宮からシライサンの話を聞いた翌日に、仕事の打ち合わせ場でシライサンの話をしたことが原因だった。
  • 掲示板に投稿されたシライサンの話は徐々にSNSで世間に広がり始め、都市伝説になっていった。← シライサンを知る人が増えまくった!!

シライサンは三日に一度、シライサンを知る人間を殺していった。

  • 退院した間宮はシライサンの秘密を探るため単身目隠村へ向かった。
  • 目隠村の近くには水辺があり、そこへはシライサンによって殺された死者が舟に乗って運ばれていた。
  • こちらから向こう岸へ舟が行くように、向こう岸からこちらに向かってくる舟があった。

その舟には女の子が乗っていた。

  • そこで間宮はシライサンに殺される。

五章

  • 間宮が死んで二週間。
  • 眼球破裂による死亡事件は数日おきに起こっていた。
  • 夫を失った冬美を心配に思った瑞紀と春男は二人で冬美を訪ねる。

そこには小さな女の子がいた。

表面上のストーリーは以上です。

だいらく
だいらく

え!?おわりっすか?

ののみー
ののみー

謎だらけです…

おのぺー
おのぺー

だよね??

大丈夫!最後まで読めば分かります!!

ののみー
ののみー

もう読み疲れたっす

おのぺー
おのぺー

諦めないで!!

では溝呂木パートに行きましょう!!

溝呂木パート

  • 1960年代、民俗学者の溝呂木はF県Y市にある湊玄温泉という温泉地の近くに住んでいた。
おのぺー
おのぺー

香奈、和人、富田が泊まった温泉町だよ

  • そこで流行病で消滅した村『目隠村』の存在を知り、その村の唯一の生き残りである石森ミブという老女に老人ホームで会う。
  • 石森ミブは自身の体験を溝呂木に聞かせる。

幼い頃の事故が原因で人の名前を覚えることができなかった石森ミブ(以下、石森)は20歳の頃、村外れの座敷牢にいる祈祷師一族の娘(以下、蔵の女)の世話をするように銘じられた。

世話をするうちに石森は蔵の女と打ち解けていった。

一年が過ぎ、怖い話を作った蔵の女はそれを村の人に語ってきてほしいと石森に頼む。

おのぺー
おのぺー

これがシライサンの話だよ

石森は人の名前が覚えられないので女(シライサン)の名前が覚えられない。

そこで蔵の女は怖い話を紙に書いた。

石森はその話を村人に語り広げた。

(重要)座敷牢に閉じ込められたときに蔵の女は身ごもっていた。子供を死産に追いやった村の人々を蔵の女は憎んでいた

もうすぐ目隠村は終わる。

ある日、蔵の女は座敷牢で死んでおり、村人も流行病で次々に死んでいった

村から逃げ出し温泉宿で住み込みで働き始めた石森の枕元に蔵の女が現れた。

村人をお供えした。

代わりに、この子を返してもらった。

目が覚めると、石森の枕元に赤ん坊がいた。← 死人の再生

  • 溝呂木は石森から怖い話が書かれた紙を受け取る。
  • そこには死来山(シライサン)と書かれていた。
  • 溝呂木はシライサン怪談を当時九歳の近所の少年・渡辺に聞かせる。

最終まとめ

では、本作の核心に入ります。

終盤で明らかになる一番重要な項目、それは

間宮冬美の旧姓が『石森』だということ。

  • 石森ミブの話は石森自身の話だった。
  • つまり祈祷師は石森ミブ。
  • 冬美の部屋には老人ホームで撮られた家族写真(石森ミブが写ってる)があった。
  • 石森ミブと冬美は血縁関係にある。
  • 冬美は祈祷師の末裔。
  • 電話でシライサンの話を間宮から聞いた冬美は小さい頃に聞いた言い伝えを思い出す。

たくさんのお供え物(死人)を捧げれば、娘が帰ってくるのでは??

  • 冬美はシライサンの話を意図的に拡散し、被害者を増やした。
  • 娘の死は夫(間宮)のせいだと思っていたので退院後に間宮が目隠村へ向かうことも止めなかった。

作中の最後。

瑞紀と春男が冬美に会いに行ったとき、そこには女の子がいます。

冬美は「親戚の子」と言って二人と接触しないようにしましたが、

間宮が死ぬ直前に見た向こう岸からこちらに向かってくる舟にが女の子が乗っていた、という文面から考えてもそれは真央に間違いないでしょう。

結論「多くのお供え物を捧げて冬美は真央(娘)を蘇らせた」

解決してねぇぞ!

そうなんです。

結局瑞紀も春男も呪われたままなので、今後もシライサンに襲われ続けるわけです。

もしくは真央が生き返ったら呪いは解けるのか…?

その辺は明言されていませんね。

そもそも生き返ったのが真央だということも作中では断言されていません。

おのぺー
おのぺー

まぁ真央だろうけど

でも本当にここで原作は終わってるんです。

色々思うところはありますが、シライサンの原作簡単紹介は以上です!!

興味のある方は映画をご覧下さい。

おのぺー
おのぺー

中盤以降は全然違いますよ

コミック出てます!!

余談ですが、作中にシライサン話の拡散を防ぐ為に嘘のシライサン話を広げるという描写があって、

瑞紀と春男の創作したバージョン違いを元にホラー漫画家がコミカライズをするとの情報も流れた。

という一文があります。

それがこちら。

おのぺー
おのぺー

本当に発売してるよ!!

ののみー
ののみー

絵柄かわいいっすわ

こちらも合わせてお楽しみください!!!

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