こんにちは、小野哲平です。
今日のテーマは「オフの人はそんなに偉いのか」です。
ぼくはコンビニやファーストフード、いかなる場面でも店員(そこで働いている人)にタメ口で上から物を言う人が嫌で嫌で仕方ありません。
すっごくすっごく嫌いです
もし後輩がやったら死ぬほど怒ります。
なので今日は「オフの人はそんなに偉いのか」という超個人的な怒りで一記事書きます。
オンとオフの定義
まず始めに、本記事におけるオンとオフの定義をします。
本記事のオフとは「仕事がない日」という意味のオフではなく「仕事中ではない」という意味でのオフです。
分かりやすく書くと「演じてる自分でないかどうか」。
相手が目の前や電話口にいる仕事の場合、オンのときは誰もが「働いている自分」を演じています。
店内が混雑してスタッフがバタバタと働いているとき、無駄に声が大きい客に「早くビール持ってきてよ!」と言われたら「少々お待ちください!」と笑顔で言いつつも内心では「うるせぇなちょっと待ってろよ」と思う人がほとんどです。
その苛立ちを我慢できるのはオンの状態だからです。
オンの状態は「お客様に従わないといけない(それが仕事だから)」という心理が働きます。
反対にこの「早くビール持ってきてよ!」と声を荒げた人はオフです。
改めて説明すると「今、まさにこの瞬間にお客様に対応してる(できる)状態」がオン。
お客様と対面してるときは当然オン。店内で待機してる状態もオンです。
反対に「何の仕事もしていない状態」がオフです。
仕事中でも移動の時間や食事の時間はオフになります。
オフ ・・・ それ以外(勤務外)
以下、この定義の下で書き進めていきます。
飲食店やサービス業はわかる
とは言え仕事ですからある程度の我慢は必要です。
「賃金は我慢の対価」と言い切りたくはありませんが、やはり「働く=嫌なことを我慢してお金をもらうこと」という成分はどんな仕事にせよ確実に含まれます。
「好きを仕事にする」時代ですから人によっては「我慢=仕事」を否定するかもしれません。
だがしかし、世の中にはまだまだ我慢を強制される仕事が山ほどあります。
例えば飲食店やサービス業。これらは対面している客がそのままお金を払ってくれる人なので、単純にオンとオフが同じ空間にいる構図です。
オンの心理は「我慢してお金をもらう=仕事」なので、オフの態度が悪くてもある程度は耐えなければいけません。
ストレスの発生と引き換えにお金をもらっているのです。
当然ながら態度の悪いオフが来ないに越したことはありませんが、それは理想論に過ぎなくて、不特定多数の客が集まる空間には少なからず面倒な人間が紛れ込みます。
理不尽な物言いをされたり、納得しない謝罪をさせられることもあるでしょう。
でもそれが仕事です。
だから頑張るしかない。
よっぽど横柄な客の場合はお店として厳しく対応すべきですが、基本的にはお客さんの意向に従うのが接客業です。
じゃないと成立しないからね
お前は客じゃねぇだろ
しかし今回の記事で問題視したいのは「お前は客じゃねぇだろ」って場面です。
例えば街中や建物内において、その場所にいることが仕事の人。
ティッシュ配りやビラ撒き、看板持ちや警備員などです。
もっとあるかも
よく駅前に立っているティッシュ配りや看板持ち、ぼくも過去に何度もやったことがあります。
販売促進の為に店や商品の情報が挟まれたポケットティッシュを街中で配って売り上げや知名度アップに繋げる、立派なお仕事です。
冬は寒いよ!
ぼくがいつも疑問に思うのは、このティッシュ配りをしてる人に通行人が道を聞く場面。
「駅どこですか?」
「◯◯ってどこにあんの?」
「この辺でコンビニある?」
もちろん基本的には親切に対応します。
でも中には何でそんな上から物言ってくるの?って人も少なくありません。
「(いきなり)駅は?」
「(地図見せて)これどこ?」
それらに対してティッシュ配りの人が丁寧に対応してるんですけど、
そもそもこれおかしくないですか?
賃金の元となる金銭を支払う人間に対してオンはサービスの提供と心優しいスタッフを演じるわけです。
腹立つ客に笑顔を振り撒くのは、その行為にお金が発生しているからです。
それで考えると通行人はお客さんじゃありません。
お客さん候補ではありますがその時点ではお客さんじゃないです。
今後このティッシュをキッカケに来店される可能性はあったとしても道端で出会ったその瞬間はお客さんじゃないわけです。
自分がそのティッシュ配りの人間に対して何の利益も提供してないのにどうして当たり前に自分が偉いかのように気安く声を掛けられるのか。
そこが本気で疑問です。
道なら誰に聞いてもいいのにティッシュ配りをしている人や警備員、完全にオンだと分かる人間に聞くじゃないですか。
オンなら丁寧に対応してくれるだろう、と。
まるでその街を歩いている全員より格下の如く色々聞かれる&言われます。
ぼく自身何度もティッシュ配りの経験をしてきましたがこれはずっと疑問でした。
どうしてこの人たちはタメ口で話し掛けてくるんだろう
そしてまた、どうしてオンの人間は客でもない第三者に丁寧に接する必要があるのか。
もちろん中には丁寧語で聞いてくる人もいるのですが、割合として圧倒的に無礼な人のが多いです。
一日やるだけでわかります。
経験者はわかるよね?
土地柄にも左右されますが、通りすがりに道を聞いてお礼も言わずに消える人がめちゃくちゃ多かったです。
完全に無意識下でオフの人にはそういう扱いをしていいと思ってるんです。
これ、結構な問題だと思うんですよね。
もしこういう理不尽な扱いも込みでティッシュ配りを雇ってるとしたら賃金安すぎです。
やられてもやり返すな
↑のティッシュ配りは最たるものとして、接客業を経験したことのある方なら面倒な客に出会ったことの一度や二度はあると思います。
ぼくもネットカフェで働いてるときは大変でした。
お金投げてくる人や入店時からキレてる人もいたよ!
でも、だからこそぼくは自分が客になったときは店員さんに丁寧に接しようと南の一つ星に誓いました。
ぼくは店員への態度が悪い人が嫌いです。
自分が嫌いな人間にはなりたくない。
接客業が世の中にこんなにあるのに態度の悪い客が減らないのは、オンのときにされた嫌なことを自分がオフのときに平気でする人が多いからだと思います。
まさにやられたらやり返せ、です。
憎しみの連鎖…
じゃなかったらもっと減ってるはずです。
接客業で嫌な思いをした経験がある人こそ、自分がオフのときにオンの人間に丁寧に接してあげるべきです。
だってオンの人は従うしかないのだから。
なのでやられてもやり返すな。
やり返すことがまた新たなモンスターを生み出します。
そしてまた、「お金を払う方が偉い」という化石みたいな古い考えを持つ人は決して少なくなく、加えてその考えを持つのがお店側だったりすると、あれよあれよという間に客の横暴を許してしまい、ただひたすらスタッフが我慢をする劣悪な環境になります。
経営者はスタッフを守ろうね
オンとオフは只の役割に過ぎない
サービスを受ける者と提供する者。
それらは只の役割です。
人間そのものの価値に優劣などありません。
社会が円滑に回るように交代制で役割を演じているだけです。
今日はオンでも明日はオフ。
だからこそ言葉尻など、お互いがほんの少しの気遣いをするだけでより良い環境が作れるのではないかとぼくは思っています。
まぁ分からない人には一生分からない話だけどね
以上、個人的に思ってることでした!!