こんにちは、小野哲平です。
今日は小学生から大学・専門学校生まで、これから卒業式を迎える立場にある全ての学生にぼくがどうしても伝えたいことを書きます。
その内容は以前Twitterでもツイートしました。
ぼくのフォロワーさんにはまだ若い子が多いのかな。サクッと書いておくけど中学校や高校の卒業式が終わったら交流なかった同級生とはマジで一生会わないよ。ほとんどの人は仲良い子と離れることが理由で涙涙の卒業式になるんだけど、ぶっちゃけ仲良い子は卒業してからも会うのよ。普通に遊ぶの。
— 小野哲平@俳優ブロガー (@yen_town1014) 2019年7月3日
でも普段交流ない子は学校という共通の場所がなくなったら会う機会がなくなるのよ。だから仲良しグループじゃなくてもちょっと興味がある子がいたら今のうちに話し掛けておきな。大人になってから「あいつともっと仲良くなりたかったな」って思っても遅いから今のうちに勇気を出してね。
— 小野哲平@俳優ブロガー (@yen_town1014) 2019年7月3日
集約すると「学生時代の狭い視野で人間関係をガチガチに固めるんじゃなくて、色んな人と交流しようね」ってことです。
今日は自身の経験を絡めつつ、この部分にだけスポットライトを当てて書いていきます。
成長よりも別れが早い
ツイート内容と重複しますが、卒業式が終わったら二度と会わない同級生は少なくありません。
エスカレーター式の私立校なら全員同じ高校・大学に進学ということもあり得ますが公立校の場合は、大なり小なり同級生との別れがあります。
それは小学校も例外ではありません。
ぼくも小学校の卒業式以来一切会ってない同級生は沢山います。
中学を含めたら更に多数
名前も知ってて、話したこともあるけど、ただ一緒に遊ぶ習慣がなかったからそこ止まり。
ぼくは幼い頃、この事実を深く捉えていませんでした。
それもそのはずです。
なぜならば、小学生や中学生では別れの尊さを理解しきれていないから。
学校というシステムは、大人になって別れの尊さを本当の意味で理解するより早く、強制的に別れを経験するというシステムになっているのです。
別れの尊さとは
子供でも、別れが切ないって気持ちは分かるんじゃないすか?
もちろんそうです。
親友の引っ越しや、先生の移動などかけがえのない存在との別れはどれだけ幼くても理解できます。
しかし理解できていないのは、それ以外の人との別れの尊さです。
聞きます。
卒業式の別れって何をイメージしますか?
友達、好きな異性、先生、後輩、見慣れた教室、歩いた通学路、過ごした時間…
パッと思いつくのはこんなもんでしょう。
ただそれ以外、その他大勢の同級生との別れにも尊さはあるのです。
仲が良い友達は卒業しても会います。
でも学校という共有空間でしか接することがなかった人は能動的に「会う」という思いを持って行動しないと(偶然を除いて)二度と会うことがありません。
ここで冷静になって考えてみてください。
いいですか?よーく考えて下さい。
「二度と会わない」って言葉、パワーワード過ぎません??
昨日まで当たり前にクラスにいた人間が、明日以降貴方の人生に登場しないんですよ?
それって、とんでもなく大きなことだと思いませんか?
そうっすかね~
もう少し深く説明しましょう。
閉鎖的な環境でのスクールカースト
同じ学年、同じクラス。
ただそれだけで交友関係を広げることができたのに、どうしてもっと交流しなかったんだろうとぼくは後悔しています。
今も昔も学校は、容姿や運動神経・学力が高いグループがクラスの中心にいるスクールカーストが存在してると思います。
ぼくのときもそうでした!
今、学校に通っている学生さんの中にはこのスクールカーストで自分がいる階級に喜んだり、絶望したりしてる子もいるかもしれません。
それはぼくの時代もそうですし、今後もきっと変わらないものです。
だけどハッキリ言っておきます。そんなもの学生のうちだけです。
閉ざされた世界の小さいコミュニティのゴミみたいな階級制度です。
人気が無い子に話掛けて、私まで人気が無くなったらどうしよう…?
あの子に嫌われないようにしないとクラスでの居場所がなくなっちゃう…!!
その気持ち、すっごく分かります。
だけどね、よく考えて欲しい。
皆に嫌われてるヤツは本当に嫌なヤツなのか?
嫌われるに値するヤツなのか?
貴方自身が自分の意志でそう思うのか?
ちょっと熱くなりましたが今回は「いじめられてる子を助けろ!」という話ではありません。
ぼくが言いたいのはそういう限定的な一過性の空間で付き合う友達を選択してると、将来的に大切な人間関係を築くキッカケを失うぞということです。
本当はそんなに仲良くないのに、何となくその場のノリ的に付き合わざるを得ない友達っていませんか?
それはそれで友達のままで構いません。
ただ貴方が心の中で「あの子と仲良くなってみたいな…」という気持ちがあるのであれば、卒業までに行動に移すべきです。
今は興味がある程度かも知れません。
ただ将来的にその子が貴方にとってかけがいのない親友になったら?
貴方が一歩勇気を出して交流することで未来が変わるんです。
将来なんて誰にも分からない
そもそも学生のときに自分が将来どうなってるのか、どうなりたいのかを正確に答えられる人間は少ないと思います。
成長や経験と共に人の価値観・興味の対象は変わっていきます。
学生時代の友人がいつまでもパーフェクトに気が合うなんてことが100%あるとは言い切れません。
仲の善し悪しとは別だよ
他人やクラスの空気感に流されることなく、学生のうちから交友関係を広げておくことが人生のヒントに繋がるとぼくは思います。
毎日同じ空間で過ごして、その子の特徴や雰囲気を掴める機会なんて大人になったらそんなにありません。ましてや同級生なんて巡り会うことのが少ないです。
貴方が意図せぬ同級生の中に、貴方の新しい世界への扉を開いてくれる人がいるかもしれません。
でも、交流することなく卒業したらもう二度と会えないかも。
ね?その他大勢との別れって尊いでしょ?
…尊いっす
繰り返しですが、学校は別れの尊さを理解するより早く別れが訪れてしまいます。
何故なら今回書いたことは大人にならないと分からないことだから。
ぼくが学生のときにこんな文章は書けません。
もし書けたとしても実体験が伴わない偽りの記事です。
だからこそ、この記事を読んで共感したという方がいたら明日から別れを意識して学校生活を過ごして欲しいです。
卒業式を迎えたら「二度と会わなくなる」と仮定したときに、自分が誰と仲良くなりたいと思っているのかを自分に問いかけてほしいです。
それは今すぐの友達じゃなくても、興味がある程度でもいい。
繋がってるということが将来の資産になるから。
学生時代特有の狭い視野で人間関係を固めるのではなく、色んな人と交流してください。
以上がぼくが伝えたいこと。
改めて言うと「学生時代特有の空気感で交友関係を固定してはいけない」ということです!
・卒業したら二度と会わない同級生は多い。
・その中で貴方に必要な人間がいるかもしれない。
・狭い視野ではなく大きな心で周りを見渡そう。
・繋がってるということは将来の資産になる。