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どうして関係者は真剣に舞台を観ないのか。本当の敵は身内に有り!?

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社会ニュース

こんにちは、小野哲平です。

以前投稿した観劇マナーの記事、沢山の方に読んでもらえて嬉しい限りです。

観劇マナーを守れない人は舞台を観てはいけない。良い舞台が観たければ良い客になろう。 | ぼくは毎日書いてます
演劇界でずっと問題になっている観劇マナー。たった一人の不注意が沢山の人が築いてきた芸術を破壊します。だからこそ観劇マナーを守れない人は舞台を観てはいけないのです。絶対に。

ただ拡散されるだけでなく引用RTで「この記事ではこう書かれてるけど私はこう思う」といったぼくとはまた違う考えの主張も沢山届きました。

それでいいと思います。

ぼくの意見に頷くだけでなく、この記事をキッカケにして個々が「自分の頭で」この問題について考えることが大切です。

それを踏まえて今日書くのは「関係者の」観劇マナー問題。

沢山寄せられた意見の中で特に多かったのが「関係者(と思われる人間)の観劇マナーが悪い」というタレコミでした。

関係者…いったいどこまでの範囲をそう呼ぶのかわかりませんが、確かに思い当たるフシはあります。

しかしながら結論を先に話すとそれは「思い込み」に過ぎません。

正解を詳しく書くなら「ほとんどの関係者はちゃんとしてるんだろうけどそれっぽい人がマナー悪いと怒りが倍増する」です。

以下、深掘りしていきます。

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ほとんどはちゃんと観てる

まず「関係者=観劇を軽んじてる」という印象をお持ちの方。

再度お伝えしますが、それは「思い込み」です。

ほとんどの関係者がしっかりマナーを守って鑑賞してるということを強く主張すると共に本記事の大前提とさせていただきます。

おのぺー
おのぺー

極端なこと書くと関係者全員敵に回すからね!笑

一般の観客と同じです。

大多数の方はルールを守っています。

いつだってルールを守れない少数の悪行で全てが台無しになってしまうのです。

なので「関係者=悪」みたいな極端なイメージは持たないでください。

ほとんどの方はちゃんとしてます。

そしてこれから書くことはその上で、のお話です。

「関係者のマナーが悪い」というのは「思い込み」である。

関係者はすぐわかる

皆さんに問いたいのですが、関係者って…なんとなく分かりますよね?笑

あれ何なんですかね?

どの規模の舞台を観に行ってもすぐに「あの人は関係者だろうな」って分かります。

これぼくだけじゃないはずです。

関係者の範囲をどこまで広げるかにもよるのですが、傍目から見ても関係者っぽい人はすぐに分かります。

それが服装なのか雰囲気なのか、客席で偉そうに隣の人と話してるからなのか知りませんが、とにかく関係者ってすぐ分かります!!

確認する術はありませんが、だいたいその予想は間違っていない、と思います。

二種類の関係者

パッと見てすぐ分かる関係者には二種類います。

ひとつは「隠しても雰囲気で分かってしまう人」

これは主に役者を含めた芸能人に多いです。言うならば「芸能人関係者」ですね。

芸能関係者にすると全ての関係者が入るのでここでは芸能関係者とします。

普段から見られることを生業にしている人は舞台鑑賞に来てるだけでも一般の方とは雰囲気が違います。

オーラ出ちゃってます。

「あそこに座ってるの◯◯じゃない?」
「あ、◯◯だ」

みたいな観客席のヒソヒソ声で気付くこともあります。

また、劇場によっては決められたブロックが関係者席の場合もあります。

それを知ってる観客なら気付くのもまた早いです。

芸能人関係者はオーラで分かる。

もうひとつは「それ以外の関係者」

表には出ることのない人たちで、プロデューサーや芸能事務所スタッフなどが多いかと。

その中でときたま厄介なのがいます。

端的に言うと「関係者アピールしちゃってる人」です。

自分が関係者であることに優越感を感じて、一緒に来た人に主張しちゃってる人ですね。

やたら演者と仲良いことを強調します。笑

おのぺー
おのぺー

その時点で痛々しいね

関係者であることを知ってほしくて関係者っぽく振る舞うので、そりゃ関係者だと分かります。

おのぺー
おのぺー

望み通りだね!

でもそのアピールが完全なる自爆行為です。

ぼくの個人的な意見としては後者の「関係者アピールしちゃってる人」にマナーが悪い人が多い傾向があると思います。

その理由は簡単で「作品が創られる過程を知らないから」です。

同じ関係者でも裏側の人間には「どれほどの覚悟や情熱、困難や葛藤と戦いながら(役者を含む)クリエーターが作品を作っているのか」を知らない人が沢山います。

この場合の裏側とはステージの裏ではなく、何らかの形で関わっているけど創作現場には触れていない、という関係者です。

ましてやそこに価値を求めてない人もいます。芸能事務所だと自分の事務所タレントの出演が決まればそれでいい、と完結してる人もいます。

数字の動きを専門に見てる人は個々の情熱までは読み取れません。

突き詰めれば人間性の話ですが、それは職種の違いでもあります。もう少し言えば「舞台を作る仕事をしていても観劇が好きではない人もいる」という話です。それに加えて観劇マナーに疎い人だっています。

同じ舞台でも人(職種)によって価値を感じる部分が違う。

関係者のマナーが悪いと認識される仕組み

「あ、関係者っぽい!」と自分の中で一度スタンプが押されたら、そのあともなんとなーくその人の言動が気になると思います。

少なくともぼくはそうです。

別にその人そのものに興味あるわけでもないのですが、なんとなく「あの席に座ってるな」とか「隣の人も関係者なのかな」とか色々考えます。

ポイントはその時点で「注目」というフックがひとつ掛かってることです。

上演前に注目されている(フックが掛かってる)

で、仮に上演中にその人(フックの対象者)が迷惑行動をしたとします。

携帯鳴らしたり、隣の人と話したり、何でもいいです。

何でも許せないので逆にこの例えでは何でもいいです。

これが知らない人の仕業なら「うわ!最悪!」くらいで終わるのですが、それが一度「注目」というフックが付いた関係者の行いだと分かると「は?あいつ関係者じゃん!!何で真剣に観ないの??どうなってるの??」と、怒りゲージが二倍三倍になります

フックが掛かっている分、通常の怒りとは質の異なる怒りが急速に沸き上がります。

そして二倍三倍になった怒りゲージは上演後も怒り貯金箱に残るので、観劇仲間に報告したりSNSに書き込んだりして拡散させる方が多いです。

そのときに出てくるワードが「関係者」

わりとパワーワードだと思います。

その「関係者が迷惑だった」という書き込みや口コミが広がって、それらを目にするうちに「関係者」というワードが無意識下でフックになっていきます。

流れはこういうこと

  1. 劇場で「関係者」を見つける→フックが掛かる
  2. 「関係者」の迷惑行為を発見
  3. 怒りが倍増
  4. 口コミ&書き込み
  5. それらを見聞きした人に「関係者」フックが掛かる
  6. 1に戻る

この繰り返しが他者を巻き込んで徐々に大きな渦になっていきます。

普段マナーを守れない「名前のない誰か」ではなく「関係者」という「呼び名がある人間」が迷惑行為をすることで、話が広がりやすくなったり尾ひれが付いたりするのかとぼくは思います。

おのぺー
おのぺー

何にせよマナーが悪い関係者が実在してることが問題なんですけどね…

観てるんじゃない、観られてるんだ!

先ほどマナーが悪い関係者は裏側の人が多い傾向にあると書きましたが、同じ役者でも観劇マナーが悪い人はいます。

え、そんな人いるの!?

と思いたいところですが実際います。

仮に舞台出演を生業にしてるのであれば演劇ファンは自分の客層でもあるので、観劇に行けば自分のことを知ってる人がいるかもしれないというのは容易に想像できます。

それなのに観られてる意識もなく、問題のある言動(元々そういう人なのかも)をとってしまうのは些か想像力が欠落してる人間かと思います。

舞台に関係してる人間であれば舞台に生きる人間の覚悟や情熱を知ってるはずです。

自分のモノは大切にするけど人のモノは大切にしない。

そういうことが平気で出来る人もいます。

一番厄介なのは「役者側でありながら関係者アピールをしちゃう人」です。

そういう人はよい役者とは思いません。

これは持論ですが、役者は数ある職業のひとつでしかなく、それで成功したから一般の方より偉いとか横柄な態度をとっていい、なんてことはありません。どんな職業においてそうです。

しかしながらそこを勘違いしてる人は多いです。とても残念です。

もしあなたが役者や舞台関係者なら、自分の態度ひとつでその作品やあなたそのものの評価が下がると思って観劇をすべきです。

観ているようで観られている、その意識は大切です。

とは言え何度も同じことを書きますが、何も難しいことは強要しておらず、ぼくが言ってるのは「黙って座って楽しめ」これだけです。

言うまでもなく、笑うな泣くなという意味ではない。

舞台の前では等しく観客

あなたが関係者だろうが出演者の家族だろうが恋人だろうが関係ありません。

舞台の前では等しい存在です。

観る視点が個々で違うのは当然として、観客としてあるべき態度をとらなきゃいけないのは通常の人間なら分かるはずです。

あの人は関係者だから許されるのね。

許されません。

関係者なのに恥ずかしいわね。

その通りです。

あなたが著名だろうが権威を持ってる人だろうが、舞台を壊す権利などないのです。

急遽行けるようになったから来た人。
何ヵ月も前から楽しみにしてた人。
行きたくないけどしぶしぶ来た人。

みんな等しく観客です。そこに優劣はないのです。

逆に言えば、どれほど楽しみにしてようが何回も同じ作品見てよう(お金を落としていよう)が関係ありません。

迷惑な人は迷惑です。
そこはあなたのいる場所ではありません。

観客に優劣はない。そこにあるのは迷惑か否か。

呼ぶ人も考えよう

最後に、出演者サイドに向けた文章を。

客席を埋めたい、権威を持った人に見てもらいたいという感情。

特にチケットノルマがある舞台などではチケットを売りたくて仕方ない気持ちはとてもよく分かりますが、その気持ちが先走り過ぎてはいけません。

チケットノルマって何!?出演したのにお金をとられる小劇場の謎を説明するよ!
小劇場の常識「チケットノルマ」。その不思議なシステムについて詳しく書きました。これを読めば小劇場役者の生活が分かります。

マナーを守れなさそうな人は呼ばない方がいいです。

想像して下さい。もし本当に守れなかったらマイナスのが大きいです。

「来てくれてありがとう」と「マナー守れよ」という気持ちが混同してなんともやるせない思いをすることになります。

なので危険な人は呼ばない。

全ての知り合いを把握するのは難しいですが「この人は守れないかも…」と事前に分かる部分もあるはずです。

おのぺー
おのぺー

なんとなく、ね

観劇マナーが悪い人が人間性も悪い、とまでは思いません。

でもこの観劇という空間においてはその人間は悪でしかないのです。

あなたが命を掛けてやってる舞台でも、興味ない人には全く関係ないです。

人には興味の向き不向きがあるので「友達だから伝わる」といった考えは必ずしも成立しません。

なので観劇マナーが悪そうな人は呼ばない。
役者面して勘違いしてる人は呼ばない。
自分のことが偉いと錯覚してる関係者は呼ばない。

事前に予防をする。

それを徹底するだけでもより良い環境が作れるとぼくは思います。

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