こんにちは、小野哲平です。
2020年2月現在、世界中で感染が拡大している新型コロナウィルス(以下コロナ)。
26日、安倍首相は感染拡大防止の観点からこのような声明を発表しました。
「この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要であることを踏まえ、また、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請することといたします」
この声明を受けて、プロ野球のオープン戦が全試合無観客試合になるなど、様々な機関がその対応に追われています。
まさに異常事態。
予定されていた大きなイベントがことごとく中止になり、経済損失は計り知れない額になります。
当然その影響は演劇界にも及んでいます。
堂本光一主演『Endless SHOCK』公演中止https://t.co/eGhiCUyYA6
#堂本光一 #KinKiKids #キンキキッズ #kinki #ジャニーズ #舞台 #EndlessSHOCK
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) February 27, 2020
松竹直営劇場での新型コロナウイルス感染症対応、公演中止のお知らせ| 歌舞伎美人(かぶきびと) https://t.co/zWrcQrelwQ
— 松竹演劇部 (@shochiku_stage) February 27, 2020
【 梅田芸術劇場主催公演中止のお知らせ 】
『デスノートTHE MUSICAL』
『天保十二年のシェイクスピア』
『ねじまき鳥クロニクル』
『アナスタシア』(東京公演) ※一部日程https://t.co/VQJ5fdqdDR pic.twitter.com/M2pY0FNPk4— 梅田芸術劇場 (@umegei_jp) February 27, 2020
今日はコロナの影響で中止になった公演を紹介すると共に、この状況におけるぼく自身の見解を述べます。
中止になった主な公演
中止期間は公演によって様々ですが、まとめて紹介します。
- 劇団四季公演
- 国立劇場、国立演芸場、国立能楽堂、国立文楽劇場主催公演
- 新国立劇場主催公演
- 埼玉・彩の国さいたま芸術劇場公演
- 劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』
- 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演 『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』
- KAAT神奈川芸術劇場 主催公演
- 博多座公演
- 梅田芸術劇場主催公演
- 東宝公演
- 松竹直営劇場公演(歌舞伎含む)
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2
- 『明治座 三月花形歌舞伎』
- Bunkamura主催公演
- 新歌舞伎座(大阪)公演
- 世田谷パブリックシアター主催公演・ツアー公演
- 宝塚歌劇公演 など
大きい劇場はほぼ全滅。
逆にどこならやってるんだろう…というレベルです。
個人的には関係者・観客の命を守ること、つまり人命に勝るモノはないと考えているので、今回の各企業の決断は致し方ないことと考えています。
生活が困窮する人は沢山でてくると思いますが…
公演中止は致し方ないけど演者やスタッフの収入保障はしてあげてほしいなぁ。役者によっては相当苦しい生活してる人もいるから。
— 小野哲平@俳優ブロガー (@yen_town1014) February 26, 2020
みんな、読もう。 https://t.co/nTTSubEXtw
— 小野哲平@俳優ブロガー (@yen_town1014) February 26, 2020
各団体、Twitterや劇場HPで払い戻しや振り替え公演について説明しているので、今回該当する公演に足を運ぶ予定だった方は各々そちらをご覧下さい。
小劇場は様々
大きい劇場で上演されるいわゆる商業演劇は資金力があるので、今回の騒動で一時的に赤字になったとしても母体が即倒産ということにはなかなかならないと思います。
それでも大ダメージだけどね
ですが小劇場は話が別です。
チケット代による収益がなければ「公演中止=活動停止」になる団体が少なくありません。
なので大きい作品がバッタバッタと中止を発表していく昨日今日、堂々と本番を決行している団体も多数存在しています。
これに関してはもう規模の違いでしかありません。
1万人いる場所と100人しかいない場所では100人しかいない場所のがまだ安全です。
その100人の中に感染者がいたらどうする!?という問いに関しては、
そのリスクを冒した上で上演してるのであろうとしか推測できません。
そもそも感染者は被害者であって加害者ではありません。
自分が体調悪いのを理解した上で外出してる方は問題ですが、感染したこと自体は責められることではないです。
小野哲平ならどうするか
様々な演劇人が意見を発表している中で、同じく主催舞台を控えているぼくの意見も書いておきます。
うちは6月だけどね
まず、今の状況であるならば仮に来週本番だったとしてもぼくは上演を決断します。
一刻も早い終幕を求む
ともあれ、この状況。
毎日少しずつ確実に日本国の首が絞められているのを眺めているのは心中穏やかではいられません。
今後どうなっていくのか。
これを書いてる今現在では全く先が見えません。
飛び交う無数の情報に踊らされることなく、正しく人間らしく慎重に行動していきたく思います。
一刻も早い事の終幕を祈ります。
皆様におかれましては、何事もなくこの騒動の過ぎ去りを観察できますことをお祈りしております。
まずはお元気で。
小野哲平