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歌舞伎の番頭ってどんな仕事?仕事内容と必須スキルを紹介します!

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歌舞伎

こんにちは、小野哲平です。

このブログ「ぼくは毎日書いてます」は俗に言う雑多ブログで、何かひとつの分野に特化したブログではなくぼくが思う様々なこと、複数ジャンルについて発信しています。

その為メインカテゴリは幾つかの項目が用意されていて、その中に「歌舞伎」があります。

以前アメブロで書いていたときも歌舞伎について書くことがあったので、「小野哲平=歌舞伎」という印象をお持ちの方も少なくないと思います。

なので時々ぼくのTwitterのDM(ダイレクトメッセージ)には歌舞伎にまつわる質問が届きます。

おのぺー
おのぺー

歌舞伎ってまだまだ未知の部分があるんですよね

基本的にDMは開放していて、返せる用件であれば返しています。
返さないときもあります。

そこで今日は意外に知られていない歌舞伎の番頭について書きます。

歌舞伎の番頭さんってご存知ですか??

人によっては初めて聞く言葉かもしれません。

でも大丈夫、この記事を読めば誰でも番頭さんの役割を理解することができます!!

さっそくいきましょう。

ぼくは八代目中村芝翫の元付き人で2007年~2009年の間、歌舞伎の世界に身を置きました。
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番頭とは何ぞや?

番頭って聞き慣れない言葉ですよね。読み方はその名通り「ばんとう」です。

番頭は歌舞伎界におけるマネージャーです。

家ごと、もしくは幹部俳優ひとりにつき一人の番頭が付いています。

歌舞伎座や各劇場、入ってすぐの場所に「○○受付」と書かれた紙を出して机に座ってる人達がいるの分かりますか?そこが番頭席で、そこに座っているのが番頭です。

お弟子さんとも付き人とも違う業務で歌舞伎役者を支えます。

職業名は番頭ですが、幕内ではお弟子さんのように番頭さんとさん付けで呼ばれることが多いです。

番頭さんとは歌舞伎界のマネージャーである。

仕事内容

番頭の主な仕事内容はチケットの手配です。

後援会に入られてる贔屓のチケットや、関係者の席を確保するのが仕事です。

各劇場の入り口に番頭席があるのはそこでチケットの受け渡しが行われるからです。

歌舞伎座などでは正面入り口のもぎりスタッフの奥、場内に番頭がいるので、番頭にチケットを預けている場合は「番頭預かりです」と言ってもぎりスタッフを通過する必要があります(スタッフも通してくれます)。

おのぺー
おのぺー

関係者みたいだ!

あとは楽屋面会を希望するお客様を楽屋に案内するのも番頭の役目です。

それとお手紙や差し入れの受取も番頭が担っています。

担当している役者に取材や舞台以外の仕事があるときは番頭がスケジューリングします。

その辺は通常の芸能マネージャーと同じですね。

ただ自ら仕事を取ってくるような営業はやりません。あくまでも来る仕事の段取りです。

チケットの手配をメインとして、担当役者が外部と関わる場合には必ず間に番頭が入ります。

お弟子さんや付き人がいないと舞台が成り立たないように、番頭がいなければ歌舞伎役者の仕事は成り立ちません。

主な仕事はチケットの手配。役者のスケジュール管理など。

すなわち接客業である

歌舞伎の家というのはチームで動いています。

幹部俳優、お弟子さん、付き人、番頭。

その中でお客様と直に接するのは番頭です。

歌舞伎の世界ではお客様周りのことを「表(おもて)」と呼びます。

基本的にはスタッフは裏側で働いていますが、番頭は表で働きます。

すなわち接客業です。

お弟子さんは浴衣、付き人は動きやすい服。表で働く番頭は常にスーツです。

後援会の方は常に番頭にチケットをお願いすることになりますが、場合によっては後援会の方のが番頭よりもその役者との付き合いが長いケースもあります。親子何代にも渡って贔屓の方も沢山います。

だからこそ番頭には言葉遣いや気配り、機転の良さが求められます。

また、多くの人の顔と名前を覚える必要があります。

初対面ならともかく、何度も足を運んでくださる方に「失礼ですがお名前は?」なんて聞いてはいけません。出来るだけ早く覚えるのです。

経験不問と募集が掛かってる番頭ですが、誰にでも出来る仕事のように見えて非常に高いスペックが要求される職種です。

番頭は高度な接客業であり、家の”顔”である。言葉遣いや気配りは必須スキル!

待遇は?

気になる番頭の待遇ですが、これは付き人と同じで、家によって異なります。

ご存知ですか?歌舞伎の付人(付き人)とお弟子さんの違いとは。
歌舞伎の世界における「付き人」と「お弟子さん」の違いを書きました。

それは雇用契約が松竹ではなくて各家との契約になるからです。

番頭募集を見た人なら分かると思いますが、問い合わせ先が後援会のメールアドレスになっています。つまり同じ職種、同じ職場でも雇い主がそれぞれ違う会社になるのです。

だから待遇も契約内容もバラバラのはずです。

おのぺー
おのぺー

番頭さんとはお金の話をしたことがないので予想給料も謎です

ただひとつ確かなことは、歌舞伎は基本的に25日興行(休演日なし)

なのでその間は番頭も毎日出勤です。

番頭は役者ひとりにつき一人なので「何人かで勤務日を回す」というのは聞いたことがありません。実際毎日会ってました。
雇用契約する会社が違うので待遇は家によって違う。興行中は休みなし。

どうやったらなれるの?

そんな番頭ですが、どうしたらなれるのでしょうか?

実はあまり公になっていないだけで募集はよく掛かっています。

求人サイトに載ることは少ないのですが、歌舞伎 on the web や演劇界、もしくは役者の公式HPやブログで募集されていることが多いです。

ただそこには詳しい条件は載ってなく、連絡先だけが掲載されている場合が多いです。

求人は「歌舞伎 番頭 募集」で検索するとよく出てきます!!

しっかり条件を聞こう!

ここからはぼくの助言。

もし番頭業に興味があって応募する際、面接時でも最初の問い合わせでもいいです。

ちゃんと労働条件や給与体制を細かく聞いてください。

これは付き人でも同じです。ちゃんと聞いて下さい。

以前も書きましたが、歌舞伎界には昔からの習わしのような時代と逆行する文化が色濃く残っています。

歌舞伎役者の廃業問題について。このままだと歌舞伎なくなりますよ。
歌舞伎役者が次々に廃業しているニュースを受けて、ずっと問題視されていた歌舞伎役者の薄給問題について書きました。歌舞伎を愛する人にこの現状を知ってもらいたい。

お弟子さんの薄給問題しかり、働き過ぎ問題しかり、外部の人間から見るとおかしいと思うことが多々あります。

勿論それゆえの歌舞伎の魅力はあるのかもしれませんし、当人達が納得しているなら外部がとやかく言うことではありません。

ただ一般社会で働いてきた人が飛び込むと必ず違和感が生じる世界であることは間違いありません。

何十年も働いている番頭もいれば、短いスパンでコロコロ番頭が変わる家もあります。

一般企業と違って「ん?」と思うことが多い世界です。

やりがいのある仕事とは思いますが細かい待遇を知らない以上は強く勧めることはできません。

歌舞伎が好きなら尚のこと、しっかり話を聞いた上で検討してください。

歌舞伎役者働き過ぎ問題。そろそろ真剣に考えませんか。
海老蔵さんがブログで触れていた歌舞伎役者重労働問題。一般の方にもよく分かるように説明しました。歌舞伎の異常な労働環境が少しでも改善されることを願います。

 

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