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お笑い芸人による闇営業問題。ぼくが思う今後の解決策。

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社会ニュース

こんにちは、小野哲平です!!

多数のお笑い芸人が反社会的勢力の会合に参加し金銭を受領していた問題、通称闇営業問題が連日メディアを賑わせています。

「闇営業」とは、芸能事務所に所属する芸能人が所属事務所を通さず行う営業で、直営業(ちょくえいぎょう)ともいわれています。

処分された芸人が多いことや、その報道の際にこの言葉が大きく取り上げられているので凄く悪い言葉のようになっていますが、それ以前では闇営業という言葉は今ほどの悪いイメージはありませんでした。

今日はこの闇営業問題について、同じく芸能の端に居座ってるぼくの視点から思うことをお話しようと思います。

YouTubeでも話しています → 【今週の小野哲平】吉本興業所属お笑い芸人の闇営業問題について【2019年6月25日】

事件のおさらい

振り込め詐欺グループが2014年12月に開いた忘年会への出席に“友だち5千人芸人”を自称する入江慎也(42)が会社を通さずに芸人たちを参加させ、謝礼を受け取った。
この事実を重く見た吉本興業は反社会的勢力の会合に関係した芸人の謹慎処分を発表。人気芸人が名前を連ねていることから各テレビ局がその対応に追われる事態となった。

処分された芸人

2019年7月6日までに処分が発表されている芸人は以下のとおり。

よしもとクリエイティブ・エージェンシー
契約解消
入江慎也(カラテカ)
楽しんご
当面の間、活動停止の謹慎
宮迫博之(雨上がり決死隊)
田村亮(ロンドンブーツ1号2号)
レイザーラモンHG(レイザーラモン)
福島善成(ガリットチュウ)
くまだまさし
パンチ浜崎(ザ・パンチ)
ムーディ勝山
木村卓寛(天津)
ディエゴ(ストロベビー)
無期限謹慎
2700(八十島宏行、常道裕史)
スリムクラブ(真栄田賢、内間政成)
ワタナベエンターテインメント
2019年8月末まで謹慎
ザブングル(松尾陽介、加藤歩)

今回の問題点

今回「闇営業」という言葉が一人歩きしていますが、そもそも闇営業が発覚しただけではここまでの騒動になっていません。

今回の問題点はあくまでも反社会的勢力との交流があったことです。

ここを誤解してる方が多いと思うので改めて言葉の定義をしておくと、

闇営業というのは、「=反社会的勢力との交流」ではなくて、あくまでも所属事務所を通さないで仕事をして謝礼を受け取ることです。

今回のケースは事務所を通さずに行った仕事(闇営業)が結果的に反社会的勢力の会合だったので、この事件一帯の呼び名が闇営業となっているのです。

おのぺー
おのぺー
まずここを理解しよう

闇営業自体はこれまでもトーク番組でネタにされてるくらいなので、NGワードではありませんし、元来芸能界には付きものなので各事務所も黙認している部分がありました(理由は後述)。

黙認していた部分がこういう形で事件となって明るみになったので、闇営業自体を問題視する流れになったのです。

個人的な感想を言えば「いまさら?」です。

おのぺー
おのぺー

世間の声に押されたね

「事務所を通さない営業は吉本に限ったことではなく、ほかの事務所の芸人さんもやっていること。これは事務所と芸人のあいだの契約上の問題ですから、さほど大きな問題ではありません。問題となるのは反社会的勢力との交際に加え、金銭の授受があったことです。コンプライアンスに厳しい時世ですから、吉本としてはテレビ局やスポンサーの手前、処分せざるをえなかったのでしょう」芸能評論家 三杉武

引用元:「週刊新潮」2019年7月4日号 

再度説明すると今回は、

闇営業先が反社会的勢力だったので、そういうことを二度と起こさない為に闇営業自体を厳しく取り締まろう!

ということです。

おそらく現在各芸能事務所が所属タレントにヒアリングを行っている頃ですし、過去に闇営業をした芸人は戦々恐々としている段階です。

しかしながら今回の真の問題点は、

この事件が起きなかったら闇営業は問題視されなかったという点です。

おのぺー
おのぺー

ここがポイント

まとめ
・闇営業は元々あったがそれ自体は大きな問題ではない
・反社会的勢力との会合が問題
・この件がなければ今も黙認されていた

契約書が存在しない

今回数名の芸人が契約解除という重い処分が下されました。

契約解除というのはまさしく所属事務所との契約を断たれるということで、これによって芸人は事務所を介した仕事ができなくなります。

そして今回、更に明るみになった事実。

「タレントがそもそも事務所と契約してない」

タレントがその芸能事務所に所属するにあたっての約束事を記した契約書が存在しないことです。

契約してないのに契約解除ってどういうこと??

と、思う方が多いでしょうが実はこれは昔からの芸能事務所にはよくあることです。

マネージャーなり事務所の偉い人が「うちで面倒見るよ」とタレントのマネジメントを始めてしまえば、それだけで話が進んでいきます。

このご時世に驚きですが、実際に吉本興業はそうでした。

テレビ番組でMCを務めているほどの人気タレントが所属事務所との契約書もないままに仕事をしていたのです。

この吉本興業の管理体制も今回の大きな問題となっており、今後大きくその動向が世間に問われるはずです。

何故起きるのか

では、ここからは視点を変えてそもそもどうして闇営業が起きてしまうのかについて考えていきましょう。

昔から無くならないモノにはそれなりの理由があります。

その背景を読み解くことでこの問題をより深く理解することができるはずです。

今回闇営業が起きる原因としてぼくは2点挙げました。

それが関係性お金です。

以下、深掘りしていきます。

関係性:断れない仕事

「芸人」は人前に出る職業なので人気の大きさが仕事の有無を決定します。

テレビに出るにはライブでの活躍も必要な条件になります。

例えばライブのチケットをいつも大量に買ってくれるお客さんから

今度うちでこっそりネタやってよ

と言われたら、毎回チケットを購入してもらってる手前、断りづらいです。

金銭的にお世話になってる人に頼まれたらそれが悪いことだと分かっていながらも足を運んでしまうことはあると思います。

そしてもう一つは先輩からの誘い

芸人の世界、特に吉本興業は芸歴での先輩後輩がハッキリしている社会なので、先輩に付いてこいと言われたら断ることはむずかしいです。

会社を通せば了承やギャラの決定に時間が掛かります。

先方にそういう手間を与えない為には二つ返事で「わかりました!」ということが、関係性を崩さずに済むてっとり早い方法なのです。

お客さん・先輩など関係性を崩さないために受けてしまうケースもある。

お金:現実として生きていけない

闇営業が広まった背景にはお金の問題が一番大きいです。

事務所を通した仕事だと事務所にお金を取られてしまいます。

テレビでもよく言われているのが吉本興業は1:9。

1万円の仕事だったら芸人が1000円、会社に9000円が分配されるというシステムです。

会社じゃなくて自分自身が持ってきた仕事でも9割を会社に持っていかれるのであれば、会社に黙って働く気持ちは大いに理解できます。

これは根本的な考えですが、芸能事務所は

売れてないタレントがどうなろうが知ったこっちゃありません。

理不尽ですがそれが現実です。

だからこそ芸人は自らが生きる為に闇営業をしてしまうのです。

そしてそれを芸能事務所側が黙認していたのがこれまでの現状です。

人はお金がない状態ではまともな判断はできない

報告義務を設けて直営業を解禁すべき

以上を踏まえて、ぼくが今回の件で個人的に思っている今後の解決策は、

各芸能事務所が直営業を解禁することだと思います。

ルールは以下の通り。

  • タレントが個人で持ってきた仕事には事務所は取り分を少なくするか一切取らない
  • しかし事前に「○○から仕事を貰いました」徹底的に報告させる
  • 事務所がその○○という依頼元を調べて、社会的に問題のない団体であればその仕事を受けさせる。

これまでの問題点は事務所にお金を持っていかれることを恐れた芸人が事務所に内緒で仕事をすることでした。

しかし、このルールにすれば各タレントが事務所への報告を避けることは減ると思います。

おのぺー
おのぺー

そこまでお金が取られないからね

そして更に自分で仕事を持ってきた方がギャラが良くなるので自分で自分を売り込むことにチカラを入れます。

売り込み過ぎて良からぬ虫が付いたときは事務所が守ってあげるというシステムです。

おのぺー
おのぺー

だからこそ事前報告は義務化

一番避けなければいけないのは直営業をすべて禁止にすること

それをすると、売れないタレントは

・仕事がない
・自分で取ってきてもいけない
・何にもできない

というがんじがらめになってしまいます。

おのぺー
おのぺー

これは地獄…

だからこそ上記ルールに乗っ取って直営業を解禁して、反社会的勢力との関係を断つだけでなく事務所とタレントが良好な関係を築けるようにすべきとぼくは思います。

しかしながらタレントというのは人気商売です。

人気が出ればあちこちから声が掛かるのは当然のこと。

大切なのは誘惑に負けない強い意志

吉本から闇営業を認められているとテレビで言われていた三浦マイルドさんはこんなツイートをしています。

芸道に生きるということは様々な誘惑にも打ち勝たなければいけないということを、今回の報道で強く思いました。