本日2019年11月19日未明。

元女子プロレスラーの長与千種さんが、

飲食店経営の男に暴行被害に遭う事件が起きました。



事件が起きたのは北海道、札幌。

時刻は午前3時10分頃、深夜です。


自身が代表を務める女子プロ団体「Marvelous(マーベラス)」の試合で、

札幌を訪れていた長与さんは、仲間達と食事をした帰りに、

女性の悲鳴を聞いたそうです。


悲鳴の方向へ駆けつけると、

男性が女性を羽交い締めにしていた、とのこと。


「女性に手を挙げてはいけない」と長与さんが仲裁に入ったところ、

男性に髪を引っ張られ、防御の際に左手の小指を骨折したそうです。


ご存知の方もそうじゃない方も、ここで改めて説明。


長与千種さんはカリスマ的女子プロレスラーです。

80年代にライオネス飛鳥と「クラッシュギャルズ」を結成。

ヒール(悪役)の極悪同盟との抗争で人気を博し、大ブームを巻き起こしたスーパースターです。
ぼくは先月、親交のあるプロレスラー、プリティ太田さんに誘われて、

女子プロレスを初めてで観戦しました。


そのときに最後にリングに立ったのが長与千種さん。

長与さんが登場すると会場の空気が一変。

ずらーっと並んでいる往年のファンが叫びます。


ちぐさー!!!ちぐさー!!!!


そして飛び交う無数の紙テープ。

喉が潰れそうなほどの叫び声で登場曲なんて全く聞こえない。


ぼくはそのとき、間違いなく80年代にいました。







理由はうまく説明できないけど、

人が人を応援するってことでこんなに泣きそうになったのは初めてでした。


そして今回の報道。


まず最初に思ったのは、


え…
一般人が長与千種に勝てるわけないじゃん…



ぼくが5人いてもきっと全滅です。

あんな圧倒的ファイトをする人が負けるわけないだろ、

と、浅はかな感想を抱いてました。


ところが実際は、被害女性を後輩レスラーに託し、

合計4分、警察が来るまで防御に徹したそうです。


以下、取材に応じた長与さんの言葉。

髪の毛つかまれたら腕キメるが、その瞬間、技になる。プロレスラーだから止められたと思う、気持ちを。傷つけてしまうとその人と同じになってしまうので

プロレス団体はたくさんあるんです。ちょっとでも手を出してしまうと、(所属している)若い子の人生もダメにしてしまうので

暴行被害に遭いながら咄嗟にそこまで思考が働き、

最善の判断ができるのはプロ中のプロです。


報道見出しを見たときに、

ボコボコにしちゃえ、と浅はかな感想を持った自分を恥じました。


本当に強い人は心も強い。



長与千種さんは真のヒーローです。